Valves' World 番外編その43


CDバッファーアンプ NEW モデル

PPタイプ ウッドケース仕様

 神奈川県相模原市のDさんから300Bアンプと組み合わせて使うCDバッファー の依頼でした。基本回路は番外No.36と同じですが、 外装にウッドケースを採用、個別化を図っています。

 ウッドケースは今までの花梨材が入手難になりましたので、 マホガニーの無垢単板を組み合わせて作成しています。
幅330 奥行き315 高さ173、重さは8Kg

 入力、出力ともに3系統ですです。

 ケース内部はこれも前作同様、電源と左右チャンネルの各ユニットに別れており、 あらかじめ組立配線したものを収めてあります。

基本回路図

 回路は前作 番外No.36とまったく同じで、 外観デザインの変更のみですので、回路説明その他は そちらを参照ください。



基本性能

入力インピーダンス  70KΩ
出力インピーダンス  150Ω(実測値)
基準出力電圧  1V
入力感度 300mV (ゲイン10.4dB 約3.3倍)
最大出力電圧 13V以上
歪率  0.03%以下(1KHz基準出力時)
再生周波数帯域  7Hz〜75KHz (-0.5dB)
  残留ノイズ 0.1mV以下(補正なし) 20μV(JIS−A)
(VOL最大、入力端子1KΩ終端、出力100KΩ負荷にて測定)

ユーザーレポート

ユーザーからのメールによる評価です。
(ご本人の許可を得て掲載しております)
 昨日一晩聞きましたが、山中様ご製作のバッファーアンプを入 れますと、ガサガサとした余分な成分が取れて静粛性が増し、 音がすっきりと綺麗に聴こえるようになりました。

 それでいて、音の厚みは増していて、弦楽器、ピアノ、ヴォーカルとも 申し分なしでした。特に、ハワイアン系のスライドギターの音 は、倍音を伴いながら、どこまでもどこまでも音が伸びて気持 ち良くて蕩けてしまうようでした。

 また、ウーハーにまとわり着いていた音が前に飛び出して来る ようになり、平面的だった音場が立体的になり、やっと所有の スピーカーの本領が発揮されてきたようです。これにはびっく りしました。

 これからエージングも進み、益々音が良くなってくると思いま すので、今後が大変楽しみです。
すばらしいバッファーアンプに感謝致します。

以上、Dさんからいただいたレポートでした。
 


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