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工房日誌 2008年度以降分
(2007.05.01開設)

2009.2.27 突然ですが  癌告知
2009.2.16 迷い子  ビーグル犬
2009.2.9 コンサート  今年初めてです
2009.2.6 春はもうすぐ  梅が咲きました
2009.2.1 道具としての美しさ  ハーレーダビッドソン
2009.1.16 工房近隣案内  渡り鳥
2009.1.5 本年もよろしくお願いします  
2008.12.31 今年一年ありがとうございました  
2008.12.21 コンサート  メサイア
2008.12.19 ショールーム開設  当工房作品の試聴ができます
2008.12.06 シーズンですね  クリスマスイルミネーション
2008.11.29 コンサート  晩秋のチャイコフスキー
2008.11.19 JAXA  星に名前を
2008.11.15 コンサート  オーケストラ・アンサンブル金沢
2008.11.13 新作情報  300B/PX25、4212アンプその後
2008.11.05 エンジェルトランペット  出勤途中で写してきました
2008.11.01 新作情報  300B/PX25、4212アンプなど
2008.10.25 コンサート  曽根麻矢子さん
2008.10.13 秋祭り  だんじり
2008.09.21 コンサート  仲道郁代さん
2008.09.16 工房近隣定点観察5  稲刈り
2008.09.14 工房近隣定点観察4  もうすぐ稲刈り
2008.09.02 ご無沙汰しています  
2008.08.14 工房近隣定点観察3  もう稲穂が出てました
2008.08.11 コンサート  マルティノフ
2008.07.23 花梨(カリン)  工房への道すがら見付けました
2008.07.15 田植えから1ヶ月経ちました  工房近隣定点観察
2008.07.06 二度あることは・・・  STC4212三たび登場
2008.06.25 試聴室リニューアル  新スピーカー導入
2008.06.17 田植えのシーズンですね  工房近隣案内
2008.06.12 過流遠心分離式集塵機  早い話が掃除機です
2008.06.10 光り物  ホタル
2008.05.24 宝塚案内その2  前々回のつづきです
2008.05.18 コンサート  井上道義のベートーヴェン
2008.05.15 工房への道すがら宝塚案内  久々の更新です
2008.04.25 半世紀前のIWC  良心的な修理工房をみつけました
2008.04.17 新工房紹介その3  とりあえず片っ端から写真を撮ってみました
2008.04.14 日誌の更新がなかなか出来ません  スタッフの皆さん頑張ってくれています
2008.04.06 新工房紹介(2)  やまてつさんにお願いしました
2008.03.30 新工房紹介(1)  とりあえず外観写真だけですが
2008.03.16 工房移転が決定しました  4月1日に引っ越します
2008.02.24 宝塚も大雪!?  併せて本年度コンサート報告第2回目
2008.02.19 今年もやってきました  確定申告
2008.02.14 4212再び登場  例の超弩級アンプが今年も登場します!
2008.01.29 廃物利用  最近こういう言葉は流行りませんが、やっぱりもったいない!
2008.01.20 コンサート報告  プラハ交響楽団ニューイヤー・コンサート
2008.1.11 今年もよろしくお願いします    

2007年以前の記事はこちら

 この日誌には一般のブログのようにフィードバックの機能がありません。
コメントなどいただいても即応態勢がとれないためですが、 有用なご意見、興味ある関連話題などいただいた場合には 随時併掲させていただきますので、どうぞ こちらまでおよせください。


2009.2.27 突然ですが  癌告知
 工房のホームページも更新が進まず、すっかりご無沙汰しておりますが、 その間、昨年来の体調不良の検査に費やしておりました。 そして今日とうとうその結果が宝塚私立病院で出まして、癌を告知されました。

 うすうす予想はしておりましたし、覚悟はしていましたので、とくに 驚愕するほどではありませんでしたが、工房のことや一生懸命 頑張ってくれている朋さんのこと、それにもちろん家族のことなど考えると やはり一抹の不安から逃れることはできません。

 でも朋さんの「何とか頑張ってこの工房を維持してゆきます」という 頼もしい言葉に勇気付けられ、必ず元気になって戻ってくる決意を固めました。 今日のところはこの程度のことしか書けませんが、この先時間が許せば 日々の心境やその後の経過など、この日誌に書き綴ってゆきたいと思っています。

 製作をご依頼いただいておりますお客様がたのアンプは、 スタッフの朋さんこと横山宗生が引き続き担当してゆき、 私も病床からではありますが、可能な限り適宜指導を続けます。 ただ不慣れな点もあり、納期の遅れや仕様の再確認など、 お手数をおかけする場面も多々あるかと思いますが、 当人はこれを一生の仕事とわきまえ、精一杯努力しておりますので、 どうか皆様方の暖かいご支援ならびに叱咤激励をよろしくお願い致します。

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2009.2.16 迷い子  ビーグル犬
 昨夜8時過ぎに工房を出て、いつものように歩いて帰る途中、 市役所前の歩道橋を上がると、目の前に犬が1匹ぽつんと座っていました。 周りには誰もいませんし、こんな時間にどうしたのか気になってしまいました。 なにやら寂しそうな顔つきで、私が上がってきた公園の方を じっと見つめたまま身動きしません。犬に聞いてもワンともスンとも返事はしてくれませんし、 下に連れて降りようとしても頑として動きません。

 こういうのに出会うと黙って見過ごせない性質で、仕方なくその場で 犬の頭をなでながら思案に耽っていました。 迷子になったのか、あるいは捨てられたのか、首輪を見て 連絡先など書いていないか、それにしても 手入れの良く行き届いたビーグル犬です。

 そうこうするうちに10数分たった頃でしょうか、 下の県道で高校生くらいの男の子が「マギー!」と呼んでいるのが聞こえました。 すぐにピンときて、歩道橋の上から身をのりだし、「犬を探してるの?」と聞くと、 「そうです」という返事、やっとのことで飼い主に再会です。ヽ(^o^)丿

 公園で放し飼いにして運動させていたところ、見えなくなってしまったとのこと でしたが、何かに驚いてこの歩道橋に駆け上がってしまったのでしょう。 とんだハプニングで家に帰り着いたのは、いつもより大分遅くなってしまいましたが、 気分はなんとなく晴れやかです。

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2009.2.9 コンサート  ベルリン放送交響楽団
 昨日はお休みを貰って久々のコンサート鑑賞でした。正月以来体調が悪かったのと、 1月のチケットが取れなかったせいもあって、今年初めてのコンサート報告となります。

 この日は写真のとおり、ベルリン放送交響楽団、ご存知 統一前の東ベルリンを本拠とする名門オーケストラで、現在の主席指揮者ヤノフスキによる 演奏会、プログラム2番目のヴァイオリン協奏曲にはロンドン生まれの樫本大進も加わり、 久し振りにベートーヴェンのダイナミックな音楽を楽しんできました。

 オーケストラメンバーの中には日本人と見られる方が2名ほどおられ、 メンバーリストを見るとヴァイオリンのM.Yさんと、オーボエのK.Fさんのお二人でした。 今うちにオーダーをいただいているA.Iさんも、オケは違いますが ドイツで30年近くご活躍中とか、こんな形でお目にかかれたら 嬉しいなと考えてしまいました。

 当日は当工房のお客様Aさんもいらしていて、開演前には次作808/811A コンパチアンプの打合せなどもさせていただきました。

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2009.2.6 梅が咲きました  
 こちら宝塚では朝晩はともかく、日中は10度を越える暖かい日が ここ数日続いています。毎朝通ってくるテニスコート脇の小道に、 紅白の梅が仲良く並んで咲いているのを見つけました。

 まだまだこのまま暖かくなるわけではないでしょうし、 なんといっても関西では、奈良・東大寺二月堂のお水取りが済まないと春は来ないと 言われています。でもこれを見ていると、もう少しの辛抱、 待つのも楽しみと、頑張れそうです。

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2009.2.1 男の逸品  ハーレーダビッドソン
 早いものでもう2月、一年の12分の1が風邪を引いているあいだに過ぎ去ってしました。^_^;

 このところ暖かい日が続いて、おかげさまで肩こりは大分解消してきましたが、また寒さが戻ってきたので まだまだ油断はならないようです。

 さて、今日いつものように昼食後、下の池公園のジョギングを終えて工房へ帰ってみると、 表に見慣れないバイクが止まっていました。写真のとおりのハーレーです。

 誰か新しいお客さんかな?と思いながら、事務所に上がってみるとお馴染みのお客さんで、 朋さんが慣れた手つきでコーヒーを入れながら、お相手をしてくれていました。 以前乗っていた大型スクーターを最近買い換えられたそうです。

 大きなOHVエンジンブロックがV字型に二本そそり立って、まさしく 大型管プッシュプル、豪快なエキゾーストサウンドを響かせていました。 こういうものを見ると道具としての機能美に圧倒されますね。 写真を撮らせていただきながら、ついつい4212PPなどを思い描いてしまった工房主です。

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2009.1.16 工房近隣案内  渡り鳥
 お久し振りです。工房主Tossieです。風邪の方は治ったようなのですが、 首筋から肩にかけての痛みが相変わらずですっきりしません。 夜も痛みでぐっすり眠れず、かといって正月用にと買い込んだ本を 読む元気もなく、積み上げたままになっています。

 とにかく体を動かして血行を良くするよう言われていますので、 毎日の通勤も姿勢良く、腕を大きく振りながら歩いています。 それとここ1週間ほどは、お昼休み(13時から1時間)にも近くの 公園に出かけて行って運動しています。

 工房から歩いて3分ほどのところに、安倉下の池という公園があり、 その真ん中に周囲600mほどの池があります。もともと稲作地帯ですから ため池なんでしょうが、そこを昼休みにジョギングするのが日課になりました。 1周ごとに公園の芝生で軽い運動をしながら3周すると、ちょうど 昼ごはんあとの40分ほどが消化できます。

 さすがにこの季節、寒さは強烈ですが、2周目くらいからは体も 暖まってきますし、ほどよい運動になります。 車道からは隔たれていますし、水面を眺めながらのジョギングは快適で、 ちょうど渡り鳥の休憩地点にあたるのでしょうか、 写真のように毎日違った鳥たちも観察できます。 今一番多いのはカモで、私が見分けられる範囲では4種類くらい、 マガモ、カルガモ、オシドリと海ガモ、あとはカワウ、コサギ、 アオサギ、ユリカモメそしてコハクチョウなどが見られます。 みんなそれぞれ動作に個性があって、見ていても楽しいです。

 さて、そんなふうにして毎日体を動かしているのですが、 首の痛みは少し取れたかなという、気休め程度しか感じられません。 アンプの方は朋さんがどんどん進めてくれていますが、 私の最後の仕上げがはかどっていません。新作発表を心待ちに されておられる方も多いかと思いますが、 もう少し体調が戻りましたら、一気に発表させていただきますので 今しばらくご容赦お願いします。

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2009.1.5 本年もよろしくお願いします  
 新年あけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願いします。

 さて、昨年暮れに引いた風邪は、お正月休み1週間療養に努めたにもかかわらず一向に治る気配がありません。 年末に無理をしたとかそういったことはなかったはずですが、1年間の疲れがいちどきに襲ってきたような感じです。 休みあいだどこへも出かけず、本当に文字通りの寝正月だったのですが駄目でした。昨日最終日の4日は、 寝てばかりでは拉致があかないと、荒療治に転換、自宅裏の山道8キロを歩き回って、汗を流してみましたが これも効果なし、初出の今日5日も重い頭をかかえての出勤となりました。 とにかく前にも書きましたが、首筋から肩にかけての痛みがどうしても取れません。

 新作情報にも書きましたが、夏前まで予定は詰まっております。とにかく1日も早く体調を 取り戻して、製作のペースを上げたいところですが、まずは治療に専念したいと思います。
治療等で早めに帰ることもあり、お問い合わせ等への返事が遅れることもあるかと思いますが、 どうかご容赦の程、よろしくお願い致します。

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2008.12.31 今年一年ありがとうございました  
 今日はとうとう大晦日、あと数時間で2009年の幕開けですね。 今年も皆さんのおかげでいろんなアンプを 作らせていただき、製作者冥利に尽きる一年でしたが、 本当にありがとうございました。

 さて29日からお休みを貰って自宅で過ごしていますが、 暮れの25日ごろから風邪を引いてしまいました。 いつものことと軽く考えていたのですが、何日たっても一向に良くならず、 今も最悪状態です。年末の工房大掃除も朋さん一人にほとんどおっかぶせてしまい、 申し訳なく思っています。

 今回の症状は肩や首筋がコリコリに凝ってしまい、 頭がガンガン、とにかく集中力が保てません。幸い本年中に完成の仕事は 早めに片付けてあったので、支障はありませんでしたが、年明け早々の 準備をしようとしても考えがまとまりません。最終日28日も、 本来なら朋さんと忘年会という予定でしたが、これも中止、 早々に切り上げて自宅療養に専念しております。 出来ることなら来年に持ち越したくはないと頑張っていますが、 今も目に見えての改善はなく、絶望的です。かくなる上は仕事始めの 5日までには何とか修理完了させなくてはなりません。

 うちのカミさんに言わせると、「とにかく、あんたは普段の姿勢が悪い、 歩いていても座っていても、いつも背中が曲がっている、 だから風邪を引いたときにその付けが回ってきて、血行が悪いために 治りが遅かったり、肩凝りを併発するのです。 いくら猫が好きだって言っても、あんたが猫の真似してネコ背になるこたないでしょ!」 だそうです。

 言われてみるとそのとおりで、自分でも普段気付いていて気にはしているんですが、 長年の習慣(多分、むかし山登りをしていたころ身についた姿勢だと思います)は、 そうそう簡単に直るものでもありません。でもこの先苦労するのは自分自身、 今からでも遅くない、来年は正しい姿勢を目標のひとつに掲げます。

 そういえば我が家のネコ背の猫達、昨年のこの時期はミルクさんが押入れから落ちたりして、 大騒ぎでしたが、いまはすっかり回復、今年はつつがなくお正月を迎えられそうです。

 では、来る2009年が皆様にとって素晴らしい年でありますように!

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2008.12.21 コンサート  メサイア
 今年も残すところ、あと10日ほどになりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。 昨日は予告どおり休業日を振り替えて、今年最後のコンサート、 当日はいわゆる小春日和、荷物になるコートを脱ぎ捨てて、軽装で出かけました。

 プログラムは一年の最後を締めくくるものとして、最も相応しい 「メサイア」です。 このヘンデルの大曲、普段クラシックに縁のない方でも、曲中に出てくる ♪「ハレルヤコーラス」♪なら、一度ならず耳にされたことがあるでしょう。

 キリストの誕生・受難・復活という壮大なドラマを描いた宗教音楽 (演奏会用オラトリオ)で、 欧米、とくに英国ではこの時期必ず取り上げられる曲ですが、 最近は日本でも一般によく聴かれるようになってきました。
(そういえば昨日の会場には、欧米の方々の姿がとくに多かったように感じました。 きっとこのクリスマス、故国に帰れない、あるいは日本に永住・長期滞在 されておられる方でしょうか。)

 合唱が大活躍しますが、50半ばまで教会の聖歌隊に居た私も、 このうちの何曲は歌ったことがあります。しかし果たせるかな、全曲を ものにして、たとえコーラスの端っこでもいいから、 ステージに立つという夢は叶いませんでした。 そんなこともあって、個人的には想い入れの強い曲でもあります。

 昨日の演奏は鈴木雅明率いる バッハコレギウムジャパン(BCJ)、 その評価は国内だけでなく世界にも冠たるもので、管弦楽・合唱それに ソリスト達も超一流、 「メサイア」の真髄を存分に堪能、至福の時を過ごさせていただきました。

 今年も限られた時間の中から、コンサートに10回以上足を運び、 ときにはお客様にご迷惑をおかけしたり、スタッフに無理をお願いしたことも ありました。この場からお詫び申し上げます。

 生演奏の素晴らしさに出会うたびに、その感動を再現する真空管アンプというものの 非力さを、つくづく思い知らされますが、一歩でも近づけるよう、 これからも頑張ってゆきます。
 では皆様、良いクリスマスをお迎え下さい。

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2008.12.19 平塚ショールーム  当工房作品の試聴ができます
 このたび当店お客様のご好意により、当工房作品の試聴が神奈川県平塚市にて可能となりました。

 ご自身が過去に何度か宝塚まで試聴に来られたこともあり、その時の経験から 関東地方でも試聴できるところがあればと、常々感じておられたそうです。

 そうこうするうちに、ご注文いただいたアンプが10台ほどになり、 それでは自宅オーディオルームを開放して、 こちら方面のかたの試聴をうちで引き受けましょうという、 ありがたいお申し出でした。

 当店のアンプを実際に聴いてみたい、手に触れてみたいと思いながらも、 宝塚まではちょっと、と躊躇されておられる方には朗報かと思います。 ゆくゆくは同好の士のサロンになればいいですね。

 試聴可能なアンプやその他の再生装置の詳細、試聴お申し込み方法など、 くわしくは こちらのページに載せておりますのでご覧下さい。

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2008.12.06 シーズンですね  クリスマスイルミネーション
 昨日は寒かったですね! 工房を閉めて帰る頃には北風も強く、 まさに冬到来でした。 そんな帰り道、今シーズン初めての本格的なクリスマスイルミネーションを 見つけたので写してきました。商業施設などではもっと早くから 飾り立てていますが、一般家庭でのイルミネーションは年々遅くなっているような 気がします。これも不況のせいでしょうか。 この時期、夜の散歩でこれを見て歩くのが趣味の工房主としては寂しいです。
 さてこの気分で明日は午後からクリスマスコンサートに出かけてきます。 例によって工房早仕舞いですが、どうかご容赦をm(__)m

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2008.11.29 コンサート  晩秋のチャイコフスキー
 昨夜はまたまたコンサートに出かけてしまいました。この時期良いプログラムが 多くて困りますね。仕事はしっかりこなしていますのでどうかお許しを(^_^;

 標題のとおり晩秋の夜長、 豊嶋泰嗣とPACから選り抜きのメンバーによる ストリングスの静かな調べに耳を傾けてきました。

 前半はピアノの 菊池洋子さんも加わってピアノ三重奏曲 「偉大な芸術家の思い出」、冒頭の有名なメロディーはお馴染みですね。

 後半はPACメンバーとともに「フィレンツェの思い出」、 どちらもイタリアで作曲されましたが、そこはやはりチャイコフスキー 哀愁漂う中にも骨太のロシアが見え隠れします。

 コンサートが終わったのは夜9時半過ぎ、外へ出てみると ホールの前に飾られたクリスマスイルミネーションが鮮やかでした。 そういえば今年もあと1ヶ月、頑張らなくては

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2008.11.19 JAXA  星に名前を
 昨日自宅に見慣れない郵便物が届いていました。
差出人はJAXA (独)宇宙航空研究開発機構、すぐにはは〜んと気付きました。

 二ヶ月ほど前、朝日新聞の夕刊に論説委員が持ち回りで書いている コラムがありますが、そこの記事でJAXAが来年1月に打ち上げを 予定している地球温暖化観測衛星の愛称募集が載っていました。 編集氏は色々考えてみたけどうまいのが見つからない、あなたも 考えてみませんかという内容でした。

 読んだ途端に「いぶき」というのが 閃いたので、これも何かの縁と思い早速ネットから応募しておきました。 それが見事採用されたという通知です。結果は以下のページに載っています。 http://www.jaxa.jp/press/2008/10/20081015_gosat_j.html
普段こういう応募などというものにはほとんど興味が湧かないのですが、 なぜかこの時だけはすぐに手が動きました。

 それにしてもたとえ人工の星であっても、それに自分のつけた名前が 付いているなんてかなりロマンがありますね。

 世界で初めて人工衛星の打ち上げに旧ソ連が成功したのが、私がまだ小学生だった 1957年、今から半世紀以上前のことです。 あの時家族で庭に出て、夜空を横切ってゆく小さな光を眺めたのを今でも覚えています。 当時大阪に住んでいましたが、今と違ってこんな淡い光も肉眼で十分見分けられる 澄んだ星空でした。今の都会では まず望めないでしょう。あれから50年、世の中ずいぶん便利で快適に なりましたが、失ったものもたくさんあるようですね。

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2008.11.15 コンサート  オーケストラ・アンサンブル金沢
 今月のコンサート報告です。 昨日は早めに切り上げて、いつもの兵庫県立芸術文化センターホールへ行ってきました。

 プログラムはブラームスの交響曲、2日連続で初日が1,2番、次の日が3,4番でしたが、 両方聴きに行くわけにもいかず朋さんと二人で分けて、私が初日となりました。 オケはいつものPACでなく、 名門オーケストラ・アンサンブル金沢です。

 ホルンや管楽器が活躍するお馴染みの曲ですし、ベートーヴェンの第9番の後を継ぐ 名交響曲と賞賛されるこれらの曲ををどんな風に聴かせてくれるのか楽しみにしていましたが、 結果は金 聖響のメリハリある指揮とともに大満足でした。 こういう立派なオケを持っている金沢って素敵ですね。この前の井上道義さんの手兵でも ありますが、兵庫のPACも頑張って欲しいです。

 今日2日目は朋さんが聴きに行っていますので、またレポートなど書いてもらえると思います。 なお今月はもう1回28日にまた行く予定です。これから年末にかけて 仕事も立て込んでいますが、いいコンサートもいっぱいあります。 何とか都合をつけて行きたいと思っています。

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2008.11.13 新作情報  300B/PX25と4212アンプその後
 新作発表がこのところ滞っておりましたが、お待たせしました本日 300B/PX25コンパチアンプの登場です。

 ラック前のワゴンに載った2台が それで、只今PX25のエージング中、その両側に逆立ちしている2台が STC4212シングルアンプの第3弾です。これも配線などは既に完了、 細部の調整中で来週にはアップできる予定です。

 ドライバーはいつもの211と 845ですが、それを常時装着、必要に応じてスイッチで切替という構成に なりましたので、今までの4212アンプよりはるかに大きくなりました。 詳細はもうしばらくお待ち下さい。

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2008.11.05 エンジェルトランペット  キダチチョウセンアサガオ
 うちのカミさんがちょっと腰を痛めて毎日近くのクリニックへ通っていますが、 その近くに見事な花があるので一度見てみる価値はありますよと、昨日教えてもらいました。

 さっそく今日工房へ来る途中、ちょっと回り道をして見てきました。  写真のとおり見事な花が朝日に輝いていました。

 ご存知の キダチチョウセンアサガオ、 園芸屋さんではエンジェルトランペットと呼ばれていますし、田舎の方では 曼荼羅華とも呼ばれます。綺麗な花の例に洩れず毒草ですが、 付き合い方さえ間違わなければ大丈夫です。

 それにしてもこれだけ大きくなった木を見たのは初めてです。 2階のベランダまで届きそうですから、優に4メートルはあるでしょう。 花の数も見事で、これだけのトランペットを天使が吹いたらさぞかし 賑やかなことでしょう。

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2008.11.01 新作情報  300B/PX25と4212アンプ
 新作の発表が滞っており、気になっておられる方も多いようなので、 とりあえず現況報告をさせていただきます。

 まずワゴンに載っている2台は300B/PX25コンパチの最新作で、 トランスはタムラのアモルファスシリーズ採用の豪華版です。 ほぼ完成しており、只今音を聴きながら最終調整の段階。 あとはウッドケースに収めて依頼主の引取りを待つのみです。

 その右にある巨大なシャーシ2台は既報のSTC4212シングル3作目です。 ドライバーはいつものように211と845ですが、以前のように 差し替えでなく常時装着、切替はスイッチひとつという構成ですので、 当工房最大級のアンプとなりました。

 ようやく部品組付けが終わったところですが、大きすぎていつものように シャーシを裏返してトランスを止めるなどという作業もままなりません。 そこで写真のようにシャーシを持ち上げ、下に潜って止めてゆきますが、 なんか車の修理屋さんになったような気分です。^_^;

 なおこの他にもDA100シングル、50シングル、6550PPなども 同時に進めており、こちらは1階で朋さんがシャーシ加工の真っ最中です。

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2008.10.25 コンサート報告  曽根麻矢子さん
 相変わらずのご無沙汰ですみません。今月のコンサート報告です。 きのう24日は仕事を早めに切り上げて、毎度お馴染みの兵庫県立芸術文化センターへ行ってきました。

 今回は小ホール、演奏者の表情や楽器の直接音が身近に感じられ、 いつもと違った雰囲気が味わえます。

 お目当ては 曽根麻矢子さんの チェンバロ(ハープシコード、クラブサン)、 ピアノと形はよく似ていますが音を出す仕掛けは違っていて、 ピアノが弦をハンマーでたたくのに対し、チェンバロでは 小さな爪で弾いて音を出します。したがってピアノのようなダイナミックな音は出せませんが その独特の音色は魅力的です。

 以前からこの繊細な楽器の響きを間近で聴いてみたいと思っていましたが、 今回チャンスが巡ってきました。曲はチェンバロの代表的な名曲J.S.Bach 「ブランデンブルグ協奏曲第5番」、第1楽章で チェンバロ・ソロによる長いカデンツァがありますが、 今回はかぶりつきで曽根さんの華麗な演奏をしっかり聴かせていただきました。

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2008.10.13 秋祭り  だんじり
 すっかりご無沙汰してすみません。ちょっとブログをサボっている間に 秋たけなわですね。皆さんの地方はいかがですか。

 こちらでは稲刈りもすっかり終わり、豊作を感謝する秋祭りのシーズンを迎えました。 昨日は工房の前を地車(だんじり)が賑やかに通って行きましたので、 2階の窓から失礼して写させていただきました。

 同じ宝塚でも前の工房があった栄町は国道に面していましたので、こんな 光景は見られませんでしたが、こちらは元田園地帯、まだまだこういう風習や 催しがたくさん残っているようです。

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2008.9.21 コンサート報告  仲道郁代さん
 昨日は午後から休みをいただいてコンサートに行ってきました。 ホールはいつもの兵庫芸術文化センター、仲道郁代の モーツァルトとベートーヴェンという珍しい取り合わせのプログラムです。

 仲道さんのコンサートはもう何回も聴かせてもらっていますが、 毎回彼女の楽しげな様子がこちらまで伝わってきて、すっかりファンになっています。 オーケストラはお馴染み兵庫PAC、指揮はケン・シェ、どちらも 何度か競演していますので息もぴったりです。

 前半のメインはモーツァルトPC21番、仲道さんにふさわしく明るく伸びやかな曲です。 第2楽章のテーマは映画『みじかくも美しく燃え』であまりにも有名ですね。 休憩を挟んで後半は仲道さんお得意のベートーヴェン、まずはPACによる 「コリオラン序曲」で始まり、つづいてPC5番「皇帝」です。 ダイナミックかつ繊細な表現、やはりナマはいいですね。

 仲道さん若い時からの癖で、弾きながら口ずさんでいますが、 ご本人も絶好調なのかそれが終始出ていて、見ているこちらも 楽しくさせていただきました。

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2008.9.16 工房近隣定点観察5  稲刈り
 つい一昨日稲刈りはもうすぐかな、なんていっていましたが、今朝来る途中で 見てみると、ご覧のとおりすっかり刈られていました。昨日あたりから大分涼しく なってきて、空の雲の様子もなんとなく秋めいていますね。

 ところでお米ってどれくらいの収穫量があるのでしょうか? ちょっと気になったので色々調べてみました。10アール(1000u) で約500Kg前後、 いっぽう一人が消費する量は年間で約65Kgだそうです。

 写真の田んぼは100坪(300u)くらいありそうですから、 ここで獲れるお米の量は150Kg強といったところでしょうか。 二人分ちょっとですね。春からずっとその作業を見てきましたが、 やはり大変なことなんだとつくづく感じさせられました。

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2008.9.14 工房近隣定点観察4  もうすぐ稲刈り
 昨日は秋晴れの好天の中、仕事がらみではありますが朋さんと二人で 三重県地方まで出かけてきました。大阪なんばから近鉄特急で1時間半ほど、 久し振りの電車旅行を楽しんできました。

 考えてみれば、この仕事を始めてから休みも満足にとったこと無かったですし、 旅行などからもずいぶん遠ざかっていました。

 車窓から眺める景色は大阪を離れ、 三重県に入るころには秋色一色、柿もきいろく色付き、 田んぼの稲刈りなどもすっかり終わっていました。

 さてこちら宝塚のいつもの田んぼはといいますと、 写真のようにすっかり色付いてはいますが、もう一息といったところでしょうか。 台風なども発生しているようで、お百姓さんは気が気じゃないでしょうね。

 そういえば昔一度だけですが、高校生のころ田舎の友達の家へ遊びに行ったとき、 刈った稲を干す作業を手伝ったことがあります。 丸太を組んで何段にもなった物干しみたいなところへ登って、 下から放りあげてくる稲束を受け取り、それを丸太の上に並べてゆく作業です。

 今ではこんな面倒なことはせずに乾燥機とか使うんでしょうが、 昔のお米が美味しかった理由はこんな手間暇かけてあったからでしょうかね。 ちょっと昔(半世紀ほど前)を思い出してしまいました。

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2008.9.02 ご無沙汰しています  
 すっかりご無沙汰してしまいました。このところ入荷の遅れていたトランスなどが 一気に入ってきて、製作の滞っていたアンプが次々出来上がってきます。 それを1台1台チェックしながらデータの整理やHPの更新など、 目の回る忙しさで、日誌の更新もままなりませんでした。 ようやく1段落、さて何か書かねばと思いましたが、ネタの準備も何もなく 今日のところは現況報告というところでご勘弁願います。

 新しい情報としましては、皆さん既にご存知かと思いますが、 当工房でその力量をいかんなく発揮してくださり、色々と助けていただいた “やまてつさん”がやむ得ぬ事情により、今週で抜けることになりました。 約1年のあいだ色々お世話になり、彼が手がけたアンプも数知れません。 本当にありがとうございました。 これからは朋さんと二人で頑張ってゆきますが、どうかよろしくお願いします。

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2008.8.14 工房近隣定点観察3  もう稲穂が出てました
 猛暑は一向に衰えを見せません。夜になっても28,29度という日が 連日続いています。

 さて、毎度お馴染み定点観察ですが、田植えから2ヶ月、今日見てみると しっかり稲穂が出ていました。田んぼにはスズメの攻撃から守るため、 ネットが張られています。あの広い場所にネットをくまなく張り巡らすのは 大変なんでしょうね。

 そういえば昔は鉄砲のような音が出る仕掛けもありました。 でもこんな街中であんなもの使うとたちまち苦情殺到。お百姓さんも大変です。

 これからいよいよ実りの秋を迎える訳ですが、こういうときに昔からの ことわざ「実るほどに頭を垂れる稲穂かな」が思い浮かんできます。
 たいして実っていませんが頭は常に垂れている工房主です。^_^;

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2008.8.11 コンサート  マルティノフ
 毎日暑いですね。連日の猛暑に耐えかねて、当工房も昨日は一斉休業させていただきました。 その暑い一日を私は前から予定していたコンサートに当て、お昼過ぎの猛暑の中を 出かけてきました。

 当日のプログラムはその名も「真夏のモーツァルト」と題して、さわやかな 音楽でしばし暑さを忘れようと趣向で、Pコンチェルト17番とシンフォニー40番という おなじみの曲目です。17番は市野あゆみさんのピアノと安永徹の弾き振りによるPAC オーケストラ、何度も顔あわせをしている組み合わせで息もぴったりの演奏を 聴かせていただきました。

 このあと休憩を挟んでの曲はマルティノフのカム・イン、 初めて聴く曲で、それもそのはず本邦初演とか、現代作曲家の曲ということで、 正直プログラムを見たときから、あまり期待はしていませんでした。

 でも出だしの音を聴いた瞬間、お!という感じで、そのままぐんぐん引き込まれてしまいました。 とくにE線のハイポジションを駆使した安永さんの技巧はまさに超絶、 市野さんのチェレスタとあいまって透明感溢れる その音色に心が洗われる思いでした。 こんな素晴らしい曲を聴かせてくださった、安永さん、市野さんそしてPACオーケストラの 皆さん、本当にありがとうございました。

 自宅に帰ってから早速このCDはないかとネットを探し回りました。 そこで見つけたのがギドン・クレーメルとクレメラータ・バルティカによる2000年 発売のCDですが既に廃盤、さらに検索を続けると以下のページを見付けました。

http://app.blog.livedoor.jp/yamamotohousing/tb.cgi/51237903

なんとYou−Tubeに曲の一部までアップされています。山本さんありがとう。 お聴きになられた方も少ないかと思いますが、ぜひ聴いてみてください。

 さて、その感動覚めやらぬうちに始まった40番、これまた安永さんとPACメンバーの 好演で、夏休みの一日を十分堪能させていただきました。

さ、今日からはまたアンプ作りに精を出します。

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2008.7.23 花梨(カリン)  工房への道すがら見付けました
 工房ではウッドケースなどの材料として花梨材を使うことがありますが、 先日いつものコースをちょっと変えて、武庫川沿いの堤防を歩いていたとき、 その花梨の実を見付けました。

 うちに入ってくる花梨材は実際にはタイやベトナムあたりの 南方産で、実の成る日本の花梨とは別物だそうですが、これを 通勤途上で見つけたときは、つい嬉しくなって写真を撮ってしまいました。

 まだ赤くなっていないので写真では見づらいですが、真ん中下の方に 大きな実が二つ写っているのが分かるでしょうか。

 赤く熟した実をそのままホワイトリカーに漬け込むと、半年ほどで 花梨の果実酒が出来上がりますが、これは昔からのどの薬として珍重されています。 収穫時期の秋頃まで誰も持ってゆかなければ貰ってこようかなと思っていますが、 果たしてそれまで無事にこのままあるかどうか、それが問題です。

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2008.7.15 田植えから1ヶ月経ちました  工房近隣定点観察
 近畿地方の梅雨明け宣言はまだのようですが、連日猛暑が続いております。 例年ですと今週後半だそうですからそろそろでしょうか。

 1ヶ月前に田植えの済んだばかりの田んぼの写真を紹介しましたが、 今日はその同じ場所を写してきました。もう青々と成長して 水面はすっかり見えなくなっています。あっという間に伸びるんですね。

 お百姓さんの仕事って大変なんでしょうが、傍から見ている分には、 その目を見張るような成長振りがなんとなく心をウキウキさせてくれます。 おかげで今日もハッピーな気分で過ごせました。

 この場所を定点観察地点と勝手に決めましたので、また何日後かに様子をお知らせします。

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2008.7.06 STC4212巨大アンプ  3作目が登場します
 今朝工房へ出勤してまもなく巨大な荷物が届きました。かなり年代物のカラーTVの箱ですが、 中からこれまた相当時代色を帯びた四つの箱が出てきました。

 そうです、先月受注が決定したアンプのための巨大真空管STC4212を 発注してあったのが届いたのです。今回も前回、前々回同様シングル モノラルアンプx2ですが、 このさいだから予備の出力管もお願いしますという、ご依頼者の意向に沿って仕入れたものです。

 早速2階の試聴室へ持って上がって中身を確認のため開封しましたが、 中からはこれまた懐かしい木綿にくるまれた真空管が出てきました。 今では発泡スチロールとかが主流でしょうが、当時緩衝材として 一般的に使われていたもので、今よりはずっとエコな材料ですね。 (消費電力の大きな真空管アンプを作りながら、 エコでもないでしょうが・・・^_^;
しかし何度見てもこの大きさには圧倒されますね。

 ご覧のように四本並べると 壮観です。手前にお馴染み300Bを置いてみましたが、これでその大きさが ご想像いただけると思います。

 想えば昨年春、初めてこの4212アンプの製作ご依頼をいただいたときは、 これで我が真空管人生最大のイベントが完結と大いに感激したものですが、 あれから1年ちょっとで同じ感動を三度も味あわせていただけるとは本当に幸せ者です。

 スタッフ全員も張り切っておりますし、今回も初心を忘れることなく、 お客様共々感動を分かち合いながら製作を進めてまいります。

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2008.6.25 試聴室リニューアル  新しいスピーカーが入りました
 昨日の“やまてつさん”のブログで予告がありましたように、試聴スペースの 模様替えをしまして、今日新しいスピーカーを搬入しました。

 今まで使っていた、私が若いころに自作した3WAYシステムの 40cmウーハーが、 ついに何度目かのエッジ交換の時期を迎えており、修理に出さねばと 思っておりましたが、そんな折お客様の一人からタンノイ エジンバラを 安く譲っていただける話が持ち上がりました。

 ちょうどいい機会ですから このさい思い切って導入を決定、今日朝からやまてつさん、朋さんたちと一緒に 取りに行きました。あらかじめ設置スペースは空けてありましたから、 午後には設置が完了。 それにしても暑い中、こんな重たいものを2階の試聴スペースまで 運び上げてくれた二人には感謝しています。 写真のラック両側が新しいエジンバラ、 その外側が今まで使っていた自作SPで、これは近々エッジ交換に出す予定です。  導入に伴い再生機器などの配置も大幅に変更しました。

 右はSP側から聴取位置を写した写真ですが、以前真ん中に置いていた ラックを壁際に移し、そこにアナログ再生の機器をまとめています。

 新しく設置した正面中央のラックにはCD機とコントロールアンプ、 セレクター類を置いていますので、出来上がったばかりの受注アンプは ワゴンに乗せてその前に持ってゆけばすぐ試聴が出来ます。

 そう広くない工房ですが、この部分だけはたっぷりスペースを とってありますのでゆったり寛いでいただけると思います。 試聴の予約など一切不要、お好きなときに愛聴盤を持って、 遊びがてらお越しください。

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2008.6.17 梅雨といえば田植えですね  工房近隣案内
 こちら近畿地方は入梅から1週間ほど経ちますが、皆さんのところはいかがですか。

 梅雨といえば昔から田植え、でもそんな風景は最近あまり見かけなくなっていました。 ところが今度の工房の周辺にはまだまだ田んぼがいっぱい残っています。 先日梅雨の晴れ間の出勤(?)途中に写真を撮ってきましたので紹介します。

 以前工房があった歌劇場周辺は、さすが宝塚の中心、ハイソな雰囲気だらけで およそこんな風景は見られませんでしたが、今度は市のかなり南部、 元々農家や植木屋さんの多いところで、最近でも消費地に近い地の利を 生かして、近郊野菜の産地として 頑張っているようです。ちなみに今度のビルのオーナーも植木屋さんです。 暇なときにはよく顔をのぞかせて、世間話をして帰りますが、 とにかく真空管が懐かしいそうで、そんなときは昔の話など面白く聞かせてくれます。

 話がそれましたが、田んぼの稲というのは成長が早く、毎日見ているとその成長ぶりが 手に取るように分かって面白いですし、夜帰るときなどはカエルの大合唱で お見送りしてくれます。これから秋になり黄金色の穂が実るまで 毎日楽しませてくれそうです。

 ところで皆さんに聞きたいのですが、なぜ「田植え」って言うんでしょうね。 田んぼに植えるのは苗代で育てた稲の苗ですよね。 苗植えではしっくりしないのかな・・・・・。 ちょっと気になりながら、相変わらず通勤途中に道草食ってる工房主でした。

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2008.6.12 過流遠心分離式集塵機  早い話が掃除機です
 もったいぶった名前をつけてみましたが、早い話が掃除機のことです。

 工房も広くなって仕事量が増えてきますと、 作業場から出るゴミの量も半端じゃなくなってきました。

 たとえばアンプ1台分のウッドケースを加工すると、丸鋸切断や自動カンナ、ルーターなどによる 仕上により、大量の木屑が出てそれだけで大きなビニール袋が一杯になってしまいます。  そこで以前から気になっていた掃除機の製作を試みてみました。

 ヒントは木工関連のサイトで前からチェックしていましたが、その中で 次の「kazu@あきた」さんのHPの作例を参考にさせていただきました。
http://ks12377.hp.infoseek.co.jp/index.html

 一般的には「サイクロン方式」と呼ばれるそうですが、この名称は なぜかミャンマーの惨事に想いが飛んでしまって、つい落ち込みそうになるので 表題のような名前を無理やり付けてみました。 構造と原理は上記のHPからお借りしてきた右の図のようなもので、 これを何とかそこら辺にある材料で作り上げてしまおうと言う目論見でしたが、 どうにかうまくいったようです。

 難しいのはコーンと呼ばれる、ゴミを空気と分離する部分ですが、 写真の白と青の部分に相当します。
 普通は空調ダクトなどに使われる、異径継手と呼ばれるものを利用するそうですが、 ここで使ったのは白い部分が100円ショップのゴミ入れ、底の部分をくりぬいて、 次の青いコーンにつなげています。
これも同じく100円ショップで 見つけたメガホン、これを適当な長さにカットしてつなぎ合わせています。 (このメガホンはタイガースの応援グッズなども利用できそうですが、 好・不調の差が大きいかも知れませんのでご注意ください)^_^;

 その下の箱部分はコンパネを寸法どおりカット、接合部のシールを完璧にして 組上げてありますし、たまったゴミを取り出すためのドアはヒンジと パッチン錠でとめてありますが、周囲にスポンジパッキンを 張り巡らして密閉性を高めてあります。

 吸入部分のホースは洗濯機の排水延長ホースを 利用していますが、これを自動カンナやルーターの排出部につなげたり、 またはそのまま掃除機の床用アタッチメントを付けたりして使い分けています。

 これで図のようにゴミは下の箱にたまり、空気だけが 掃除機の方へ導かれますので、掃除機のフィルターがすぐ目詰まりしてしまうようなことは なくなります。

 実際に使ってみても、ゴミは箱の中の段ボール箱にたまり、 掃除機の方には何にも吸い込まれていません。大成功でした!ヽ(^o^)丿
「kazu@あきた」さん、どうもありがとうございました。 この場を借りて御礼申し上げます。 

 もっと詳しいノウハウは 「kazu@あきた」さんのHP で紹介されていますし、DIYの情報も満載です。 興味のある方はぜひどうぞ。

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2008.6.10 光り物  ホタル
 k川さんのブログで真空管の明かりが綺麗な写真で紹介されていますが、 同じ光り物でもこちらは自然発光、この時期毎年見られるホタルの紹介です。
ただ残念ながらこれを写真に撮るのは至難の技で、これはプロの手に任せるしかないようです。

 昨年も紹介させていただきましたが、自宅のすぐ近くの宝塚ゴルフ倶楽部で 恒例のホタル鑑賞会が今年も6月11、12日の両日に開かれます。

 時間を作ってまた行ってみようかと思っていたのですが、HPを見るとなんと今年からは 入場整理券が必要とか、そして既に満員御礼! 混乱を避けるのと市民優先のため、入場整理券のことは 宝塚市の広報のみの発表だったそうで、ウカツでした。 いやーなんと有名になったものですね。ビックリしました。

 そんな訳で今年はあきらめざるを得ませんが、それでも工房からの帰り道、 深夜になることが多いですが、逆瀬川沿い(5月15日の日誌の最初の写真) でちらほらと見かけることができます。

 普通ホタルは日没から21時ごろまでが活動時間だそうですが、 私が帰るそんな時間でも、ここ2週間ほど毎晩見ることができました。 ホタルにも結構夜更かし型がいるようですね。 おかげで深夜の帰宅もあとしばらくは楽しめそうです。

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2008.5.24 宝塚案内その2  前々回のつづきです
 前々回の日誌で写真が無かったため尻切れトンボになっていましたが、 「工房への道すがら」その2です。

 左の写真がこの前のつづきで、 市役所前の武庫川を渡って市立スポーツセンターの角を右折すると、 やがてこの素晴らしい小径にさしかかります。

 道の右手はテニスコートが 12面並んでおり、早朝テニスに励む有閑階級の人たちでいつも満員、 ポンポンとラリーの軽やかな?!音も聞こえてきます。

 今は新緑の青葉がトンネルを作って、日差しをやわらかくさえぎってくれていますし、 途中にはベンチなどもありますので、たまにはゆっくり休憩して、考え事に耽ることもあります。 今度の工房へ移ってから、一番に気に入っている道です。

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2008.5.18 コンサート  井上道義のベートーヴェン
 先週k川さんがブログで紹介してくれたように、今月の兵庫県立芸術文化センタープログラムは 井上道義のベートーヴェンと銘打って、交響曲1番〜8番、三重協奏曲、荘厳ミサ曲などが、 週替わりで4回にわたって組まれています。

 工房では通し券を購入していますが、このさいだからスタッフ全員で振り分けて聴きに行くことになり、 アミダくじで日程を決めました。 第1回目は先週のk川さん、2回目の昨日17日は元々やまてつさんの順番だったのですが、 所用で行けなくなり、急遽最後の荘厳ミサ曲を引き当てていた私と交代することになりました。

 さて2週目の昨日は4、5、6番とおなじみの曲ばかり、これもかなり美味しいプログラムです。 聴きなれたこれらの曲を井上さんがどのように振り、PACのメンバーが どうついてゆくのか興味のあるところでした。 素人が無責任な批評をするつもりはありませんが、 結果として井上さんの緩急自在な指揮、PACの初々しいメンバーの真剣な取り組みなど、 いろんな面で好感の持てる演奏でした。

 お次は第3週目、第7番と8番それに三重協奏曲で24日、朋さんの番になります。 朋さんもこのホールは初めて、どんな感想を聞かせてくれるか、 ブログの更新が楽しみです。

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2008.5.15 工房への道すがら宝塚案内  久し振りの更新です
 新工房の片づけがやっと終わったと思ったら、今度は毎日のようにアンプが出来上がってきて、 その最終仕上調整やHP更新で時間をとられてしまい、日誌の更新がずいぶん ご無沙汰になってしまいました。

 今日は久々に時間を見つけて工房への道すがら写真を撮って楽しんできましたので、 近郊案内を兼ねて紹介させていただきます。

 朝から抜けるような青空、気温もそんなに高くなく、かといって寒くも無い ウォーキングには最適の気候でした。 今度の工房は以前の歌劇場前よりはかなり遠く、距離にして約2倍あります。 前は30分程でしたが今は毎日4.5キロ、片道1時間強の道のりです。

 まずは家を出てすぐ武庫川支流の逆瀬川沿いの道に出ます。正面奥に見えるのは 六甲山系の一部 甲山(かぶとやま)、その名の通りまさしく兜を伏せた形をしています。 ここには森林植物園などもあり、春から秋まではバスの便があります。
 左手は宝塚ゴルフ場で、昨年蛍の紹介をさせていただいた場所です。
 右手奥に自宅がありますが、この川沿いの道を写真とは反対の方向へ下ってゆくと やがて阪急逆瀬川駅、

ここまでで行程の約3分の1、天気の悪いときなどは ここから工房までバスを利用しますが、今日みたいな快適なときは歩くに限ります。


 駅から10分程で武庫川沿いにある奇怪な形をした宝塚市役所に到着、橋を挟んだ河川敷では早朝ジョギングや 体操などに励む人の姿も見られます。

 右奥に見える高層マンションの向こうあたりが前の工房があったところです。

 この市役所の向かいにあるのが末広公園、規模ではとても及びませんがロンドンの ハイドパークなどを彷彿とさせる、その雰囲気がとても気に入っています。
 武庫川を渡ってさらに道のりは続きますが、この先もうひとつお気に入りの 場所があります。それも写してきたつもりでしたが、なぜか携帯のファイルには入っていませんでした。 次回紹介までお預けとさせていただきます。

 こうやって往復9キロをほぼ毎日歩いて通っていますが、おかげで体調はすこぶる良好、 車に乗らなくなってもう数年、元々歩くのは大好きでしたし、歩きながら アイデアをまとめたりも出来、一石二鳥、三鳥です。

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2008.4.25 半世紀前のIWC  良心的な修理工房をみつけました
 相変わらず受注品の製作に追われてバタバタしておりますが、現在の各アンプの 製作現場進捗状況などは「やまてつ」さんのブログで逐次紹介してもらっています。 今後もこのパターンで新作直前情報などお知らせしてゆきますので、 やまてつブログにご注目ください。

 さて表題の件ですが、IWCと聞いてピンと来た方もあるかと思いますが、 そう、知る人ぞ知るスイス腕時計の老舗、International Watch Co.です。  写真の時計の文字盤はフルスペルで表示されていますが、 現在はIWCと頭文字に略されているようです。

 今月初めの工房引越しのさい、机の引き出しに壊れたまま仕舞ってあったのを見つけ、 何とか修理してくれるところはないかとネットで探してみたところ、 長野県諏訪に 「伊東時計修理工房」なるところを をみつけました。

 早速メールで問い合わせてみると 誠実な対応と良心的な修理代金の提示がありましたので送ったところ、 なんとわずか数日で修理できましたという連絡があり、送り返されてきました。 とくにお願いもしていなかった風防ガラスの交換までしてくださって、 料金は以前某デパートの時計売り場で提示された額の3分の1以下、もう大感激です。

 この時計、実は父が1960年頃に購入、それを譲り受けたもので ずいぶん愛着がありましたが、さすがに半世紀の酷使に耐えられず、 竜頭が抜け落ちる状態になっていました。先のデパートでの経験から 修理を諦めていたのですが、今回お願いして良かったです。

 きっとこういったヴィンテージ物の機械式時計を、いつくしみながら心を込めて修理してくださる 職人さんなのでしょうね。扱うものは違いますが、うちも見習わなくてはと反省しきりです。

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2008.4.17 新工房紹介その3  とりあえず片っ端から写真を撮ってみました
 新工房へ移ってからの第一作目がようやく登場できそうです。

アンプはWE300Bのパラシングル、現在の状況は 「やまてつ」さんのブログで 紹介してもらいましたが、移転してからまだ2週間ちょっと、 機材の設置や片付けなどと平行しながら、設備が完備したとは言い難い環境の中で とにかくここまで仕上げてくれたスタッフに感謝しています。

今週中には最終仕上げを済ませて、ギャラリーに正式アップとなりますので 今しばらくお待ちください。

 ところで工房内のようすを片っ端から写真に撮ってみました。
以下にずらっと並べてみましたので部屋の間取り図を参考にどの写真が どの位置になるのか、適当に想像してみてください。 (写真にマウスを乗せると説明が出ます)

朋さんの作業スペース やまてつさんの作業スペース
試聴スペース やまてつさんの作業スペースつづき
試聴スペース反対側から 私の作業スペース
私の作業スペースつづき 一階アルミ加工作業台
一階アルミ加工作業台つづき 一階中央作業台
一階木工スペース 一階塗装ブース
一階中央作業台反対側から 間取り

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2008.4.14 日誌更新  スタッフの皆さん頑張ってくれています
 先週からようやく製作を再開しましたが、新しい工房の様子など紹介しようと 思いながらもなかなか時間が取れません。 代わりといってはなんですが、スタッフの皆さんが製作の合間を縫ってせっせと ブログの更新をしてくれています。
ご愛読ください。

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2008.4.6 新工房紹介(2)  やまてつさんにお願いしました
 新工房もどうやら片付き、明日からいよいよ製作再開となりますが、 なかなか詳細アップの時間が取れません。 写真などをやまてつ"さんの ブログでアップしてもらいましたので、今しばらくそちらでよろしくお願いします。

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2008.3.30 新工房紹介(1)  とりあえず外観写真だけですが
 ここ数日移転準備で走り回っております。大部分の荷物は引越屋さんに梱包から 移動まで一切を4月1日にお願いしてありますが、どうしても任せられない貴重品や お客様からの預かり品など、万一事故があってもお金で解決できないものもたくさんあります。 それらを手分けしてせっせと自分達で箱詰めしたり運んだりしています。

 とにかく向こうへ移って最短の日時で製作を再開せねばなりませんから、 箱詰めした中身もすぐに判るようにしておかなくては時間の浪費になってしまいます。 昨日も新しい工房へ行って来ましたが、その時に外観写真を撮ってきましたので 初公開ですが、このページで紹介しておきます。

 写真左側の物件で上下2フロア、約130平米で現工房の4倍になります。 当面は1階を加工作業や資材置き場とし、2階に組立スペースと試聴室、 事務所などを確保するつもりです。
(写真の看板はハメコミ合成で、実際にはまだ付いておりません。お越しになられる方は 隣の「やきとり屋」さんの看板を目印においで下さい。(^_^;) 駐車場は3台分あります。)

新住所は
〒665-0823
兵庫県宝塚市安倉南1丁目20−27
奥田ビル102号
電話は以前のままで変更はありません。 中国道宝塚インターのすぐ南5分ほどのところ、近々HP上で 地図などご案内させていただきますが、非常にわかりやすいところです。

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2008.3.16 工房移転が決定しました  4月1日に引っ越します
 昨年から新しい工房を探していましたが、ようやく希望に近いものが見つかり やっと契約にこぎつけました。 引越は4月1日ですので、あと2週間ばかりですがこれからが大変です。 まず今月中に仕上なければならない作品に全力注入、これはどうやら目途がつきそうです。 次は引越荷物の整理、ご存知のように壊れやすいものや設置の面倒な機械・測定器類など、 それに細かなパーツ類の雑多なもの、これらを手際よく運んですぐに次の製作に取り掛かれる 環境を整備しなければなりません。またしばらく工房日誌の更新が途絶えるかも知れませんが、 次回は新工房の様子など写真をまじえてお知らせできると思いますので、 どうかよろしくお願いします。

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2008.2.24 宝塚も大雪!?  併せて本年度コンサート報告第2回目
 昨夜は例によって工房泊り込みでしたが、朝起きてみると目の前の 歌劇場周辺が雪で真っ白で、朝日に輝いていました。
雪国の人には珍しくもなんともない 見慣れた景色でしょうが、普段雪を目にする機会の少ないこの地方では やはり新鮮な驚きを感じます。

 さて、もう二日前のことになりますが、22日に今年2回目のコンサートに 行ってきました。今回は夜の時間帯でしたので、 あとはやまてつさんにお願いして夕方5時ごろで仕事を切り上げました。

 当日はオランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団 によるJ.S.バッハ「ヨハネ受難曲」です。 マタイやロ短調ミサは耳にする機会が多いですが、どちらも演奏時間が長く 全曲を通して聴くにはかなりの集中力を要します。その点ヨハネはコンサート向きかも知れませんね。

 以下案内パンフレットからの引用です。
「マタイ受難曲」と双璧を成す音楽遺産。一生に一度は、本物の演奏で聴きたい名曲中の名曲が兵庫に! 85年の歴史を誇る名門オランダ・バッハ協会は、指揮者にレオンハルトやマクリーシュ、 鈴木雅明らを招いてバッハを主軸にバロックの宗教作品を主たるレパートリーとした公演をするなど、 その積極的な活動が高い評価を受けている。近年、急激に頭角を現した鬼才フェルトホーヴェンに 率いられ待望の来日が実現。バッハが初演した当時の編成を時代検証によりほぼ忠実に再現するという、 興味深いプロジェクトで日本を圧巻する。

 オランダ・バッハ協会(The Netherlands Bach Society)の演奏スタイルは 古楽器を中心とした小編成で、1724年初演ヴァージョン、 声楽もソリスト6人、それを補強する リピエーノ3人と、非常にこじんまりしたものですが、それゆえに ひとつひとつの言葉、音色が鮮烈で心に沁み、ドラマチックな情景が浮かんできて感動的でした。
 この感動を伝えられるアンプを目指してまた頑張ります!

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2008.2.19 確定申告  毎年のことですが疲れますね
 今年もやってきました、確定申告のシーズン。

 曲がりなりにも個人事業主として 登録しており、避けては通れませんので毎年青色申告をしています。 一応日々の記帳はちゃんとやっていますが、これをまとめて 決算書にするのは、いつもこの時期徹夜作業で片付けることにしています。 今回も意を決して16日夜から着手、10時間後の朝6時には完了しました。

 疲れることは確かですが、やってきた仕事の内容がはっきり見えてきますし、 先の計画も現実味をおびてきますので、これを自分でやることの意義は大きいです。

 ただそんな訳で、前後の準備も含めてここ数日のあいだ 自分のHPすら眺める時間がありませんでしたから、 お弟子さんたちがこの間にブログの更新などしていたのも 気付かずにいました。

 今日からはまたアンプ作りに専念します。

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2008.2.14 4212再び登場  例の超弩級アンプが今年も登場します!
 昨年工房のお弟子さんたちの度肝を抜いたSTC4212シングルが 今年も登場します。

   昨年暮に、他所で作られた4212アンプがあるが、 お宅でこの前のようなアンプに仕立て直して貰えるだろうかというご相談が あったのですが、先日遂にそのアンプが持ち込まれてきました。

 私自身、一生に一度手掛けられるかどうかというアンプだと思っていましたが、 なんと2年続きでこの4212を拝める機会に恵まれました。

 これから解体、使用可能部品の選別、新規部品の調達などを経て 再構築となりますが、今回も時折その様子をこのページで紹介してゆく予定です。

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2008.1.29 廃物利用  そのまま捨ててしまうのが勿体無くて
 真空管アンプを作るときに使うトランスは重量もあることから、 大概かなり立派な箱に入っています。写真のものはタムラさんの トランスが入っているお馴染みの箱ですが、中身を使ったあと このまま捨ててしまうのはなんとも勿体無い話です。

 先日工房の部品を整理していて思いついたのですが、 これがパーツ入れにちょうどいい大きさなんです。 今までは百円ショップのプラスチックケースを使っていましたが、 最近は資材の高騰とかでこれも見当たらなくなってきました。

 そこで写真のようにカッターで箱の1面を切り抜き、 パーツケースに変身させてみまたところ、 ご覧のとおり工房の部品棚にぴったり収まります。 真空管のソケットやSP端子、ケミコン、ホーロー抵抗など 中型のパーツ整理にはちょうどいい大きさです。

 これで廃物利用となりますが、月に10数個はこんな箱が 貯まってしまいます。かといってそんなに沢山パーツケースを並べる場所もないですし、 やはり余分なものは捨てるしかないようです。 でも勿体無いですね。どなたか他に利用方法ご存知でしたら教えてください。

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2008.1.20 コンサート報告  プラハ交響楽団ニューイヤー・コンサート
 報告が遅くなってしまいましたが先週の土曜12日に、 いつもの兵庫県立芸術文化センターで今年初めての コンサートを楽しんできました。

 当日のプログラムはスメタナ「わが祖国」から モルダウ、チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番そしてドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」と、 お馴染みの曲ばかりです。

 演奏はパンフレットにもあるように プラハ交響楽団、指揮はイルジー・コウト、 ピアノ中村紘子という 新年を飾るに相応しい豪華盤でした。 いずれも良かったですが、なかでも中村さんのPC1番、 エネルギッシュな演奏で感動ものでした。 こういうのを聴くと、ピアノって偉大な楽器だなってつくづく感じますね。

 それにしてもお二人とも私より年上、お正月早々またまた 元気を貰ってきました。

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2008.1.11 今年もよろしくお願いします  
 皆さんお正月はいかがでした? 音楽三昧、アンプ自作三昧、真空管蒐集三昧、中には お酒三昧なんて方もいらしたかも。  でももう早いもので10日が過ぎました。今年もあと355日なんて計算は、 まさか誰もしていないでしょうが・・・・。

 工房の方は昨年暮からお正月にかけて部屋の模様替えでおおわらわです。 とにかくこんな時しか出来ませんが、もともと大して広くありませんから 机一つ動かすにしてもそれを仮置きする場所がありません。やむを得ず 一旦廊下に放り出して中を片付け、また運び込むという手順ですから一向に 捗りません。でも何とか形になりました。 そんな訳で今年の日誌第1回目は模様替えなった工房の写真で飾っておきます。


上の写真二つがアンプ組み立て用の作業机と部品棚


こちらは実験試作用の机とPCコーナーですが、これら4つの机と さらに穴あけ加工などの作業台2つ、それに試聴用のアンプ・SPなどが狭い部屋に 所狭しと置かれています。もはや限界に近いですがもうしばらくこの状態で 頑張ろうと、皆で工夫しながらしのいでおります。 今年もお正月から早々にたくさんのご依頼を受けておりますが、 こんな状態ですのでアンプ完成までしばらくお待たせすることもあります。 どうかよろしくお願いします。

日誌追記
 老猫介護のその後ですが、治療の甲斐あって何とか普通の生活に 戻れたようです。ただ後遺症として平衡感覚の異常は続いているようで、 歩いていても身体が右に傾いたままですし、時にはそのまま ひっくり返ってしまったりもします。ですから高いところへ上がったりしないよう 監視は怠れません。ただ本人(本猫)は苦痛など全く無いようで、 相方の猫とじゃれあったり、時にはいじめたりと、今までどおりの生活に 戻っていますのでひと安心です。

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2007年以前の記事はこちら


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