Valves' World 番外編13
5693 CDバッファーアンプ リニュアール版


過去にパワーアンプを数台作らせていただいている東京足立区のYさんからの 依頼で、
初代5693使用CDバッファーアンプをお好みの スタイルで仕上げてみました。


左から一直線に並んだ電源スイッチ、パイロットランプ、
音量VOL.テープモニター切替、入力セレクター。
パネルやケースの色、 配置やツマミの大きさなどご要望どおりに仕上げました。


入力は5系統それにテープ録音端子が2系統とモニター端子、 出力は1系統、
電源インレットはいつもお使いのメタルコンセントです。


内部はかなり余裕があり、とくに音量VOL.切替スイッチ部分は
将来大型アッテネーターなどの搭載も可能な十分なスペースがあります。


ケースはいつものように2.3_アルミ引き抜き材を採寸加工したもので、
既製品ケースのようにサイズの制約などありませんから自由な レイアウトが可能です。

基本回路図

入力の数が増えたりテープ録音・モニター端子の追加、
若干の定数変更などがありますが、 基本的には初代アンプと同じです。

基本性能

入力インピーダンス  100KΩ
出力インピーダンス  600Ω
基準出力電圧  1V 入力感度 280mV
ゲイン 11dB(約3.55倍)
最大出力電圧 16V(ノンクリップ)

歪率  0.3%以下(基準出力時)100、1K、10KHzとも

周波数特性 14Hz〜27KHz(-0.5dB)

残留ノイズ
VOL.最大 入力端子開放および1KΩ終端ともに
 0.03mV以下(補正なし)       0.015mV以下(JIS−A)

基本性能もすべて初代バッファーと同水準を維持していますが、
ノイズに関しては余裕のある配置とケーシングが功を奏して大きく向上しています。


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