静岡県浜松市のTさんからWE396AやサンスイのMCトランスが あるので、これらを使ってNo.32のようなプリアンプというご依頼でした。 |
高さ110、幅425、奥行き300、いつものサイズです。 |
入力はCDとPHONOの2系統のみ、、
出力はラインとREC OUTがそれぞれ1です。 (REC OUTは元々ご要望にありませんでしたが、 イコライザー部評価のため敢えてつけています) |
内蔵したMCトランスはサンスイのA−603、 MT9Pソケットが利用できる使い勝手の良いものです。 出力側はいつものUTC A20が在庫切れのため同規格の Triad HS−66Vを採用しました。 |
基本回路は以前作成した396Aフォノイコライザーと同様、 送出バッファーは396Aの内部抵抗が高いためいつものSRPPでなく、 インピーダンス変換としてのみ使用、ここで一気に200Ω以下に下げ、 HS−66Vで1.5倍のゲインを稼ぐようにしました。ただし このためにHS−66Vとのカップリングには普段の3倍の容量 (6.6μF)が必要となっています。 なお電源部整流管のWE412AもT氏提供のものです。 |
フォノイコライザー部
許容入力電圧
0.1%歪時 44mV 1%歪時 380mV 5%歪時 960mV
ゲイン 32dB(約40倍)
フォノイコライザー残留雑音 30μV以下(JIS-A)
(Phono入力→ REC OUTにて測定)
ラインアンプ部
歪率 0.02%以下(1KHz基準出力時)
再生周波数帯域 12Hz〜130KHz (±1dB)
ゲイン 4dB (約1.5倍)
残留雑音 0.05mV以下(補正なし)
(VOL最大、入力端子1KΩ終端、出力100KΩ負荷にて測定)