300B シングル ステレオアンプ
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 兵庫県明石市のTさんからの依頼です。 過去に自作した300Bアンプを色々手直ししながら使われてきましたが、 どうしても好みの音にならず、このさい現アンプを思い切って処分、 一生付き合える良質の300Bアンプをということで、当ギャラリーの中で 以前から気になっていたNo.184のリメイクとなりました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート


Front view 

 前面ツマミは左から入力セレクター、音量VOL、 メーターに挟まれた小さなのは感度切替とバイアスチェック用スイッチ、 右端が電源スイッチです。 メーターは普段はVU計として働き出力監視、スイッチ切替で 出力管300Bのバイアス状態をチェックできますが、 以上はすべてNo.184と同一です。


Top view

 部品配置なども変更はありませんが、トランスの塗装のみ 今回はダークグレイの石目調で仕上てみました。
(ちなみにこのような石目模様の和紙が昔からありますが、 その産地として有名なのがT氏お住まいの播磨地方です)


Rear view

 入力は3系統設けてあり、前面のスイッチで切替可能、 これも前作と同じです。


  内部拡大写真は こちら

基本回路図


 回路も供給部品の関係で若干の定数変更はありますが、 基本的には前作とほぼ同じです。

測定結果

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。 データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが、お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

基本性能

出力 8W+8W 所要入力400mV
    全高調波歪率 0.1%以下(1KHz 1W時)
再生周波数帯域 6Hz〜60KHz(−1dB)
ダンピングファクター 5.2
残留ノイズ 0.5mV以下(補正なし)

消費電力 118W
本体サイズ 375Wx280Dx230H
重さ 21KG

  その他の特性測定グラフにも当然変化はありませんので、
No.184のページを参照ください。

ユーザーレポート


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