WE310A CDバッファーアンプ 
 

 福島県にお住まいのSさんからの依頼です。
 もうすっかり定番になりました単管CDバッファーアンプ。今回は、WE310Aにて作成致しました。
 デザインは、当工房スタンダードのウッドケース仕様です。 

回路図/解説

測定結果

ユーザーレポート

Front view 



Top view

 この角度からですと、入出力端子の様子がよく解ります。
 入出力共に二系統。出力はパラレル仕様です。

Rear view





 内部拡大写真は こちら



筐体加工図面
 

筐体加工図のpdfファイルはこちら



基本回路図



原寸大回路図

パーツリスト
R1 560[kΩ] 1/2[W]  C1 10[V] 170[uF] T1 NP-126
R2 1[kΩ] 1[W]  C2 400[V] 2.2[uF] T2 ST-30S
R3 47[kΩ] 1[W]  C3 500[V] 47+47[uF]
R4 1[kΩ] 1/2[W]  C4 L1 TC-60-35W
R5 9.1[kΩ] 5[W]  C5 400[V] 47[uF]
R6 100[kΩ] 2[W]  C6 25[V] 3300[uF] V1 WE310A
R7 1.3[kΩ] 1/2[W]  C7 16[V] 100[uF] V2 EZ80
R8 180[Ω] 1/2[W]  C8 16[V] 100[uF] D1 RBV-601
VR1 RV24A104(100[KΩ]A) IC1 LM338


 回路自体はもうお馴染み、単管仕様のCDバッファです。5693、717A、ML6といろんな球で製作してきましたが、今回は現在すっかり入手困難となってしまったWE310Aを使ったモデルです。
 回路自体は何度も登場しており特に説明の必要もないと思いますが、今回はヒーター回路に出力電圧可変タイプの三端子レギュレータを使用しております。三端子レギュレータの効能か残留ノイズは非常に少なく当方が所有しているミリバルでは、最低レンジでもほんの少し針が振れる程度です。



測定結果

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの健康状態だけは把握しておきたいと思っています。


基本性能

全高調波歪率 0.76[%]以下(出力 1.0[V]時)
全高調波歪率 0.08[%]以下(出力 100[mV]時)

再生周波数帯域 7.7[Hz] 〜 44.2[kHz](-2dB)

残留ノイズ 0.045[mV]以下

消費電力 20[W]

本体サイズ 230Wx295Dx160H
重さ 7[kg]



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