2A3シングルステレオアンプ 
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 千葉県柏市のYさんから依頼の2A3シングルです。ほとんどお任せでしたが、 初段管はトップグリッドの球ということで6C8Gを採用しました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート


Front view 

 なんとなくWE91Bタイプのミニ版といった雰囲気です。


Top view

 トランス類はすべてISOで統一、配置もオーソドックスにまとめてみました。


Rear view

 


内部拡大写真は こちら

基本回路図


 回路は今までの2A3シングル同様、初段SRPPによるドライブですが、 いつも使う6SL7に代えてトップグリッドの6C8Gを採用しました。 あまり知られていない球ですが、μが36で6SN7と6SL7の 中間くらいの双三極管です。US8ピンのベースですからピン数が 足りない訳ではないのになぜかグリッドが頭に出ています。 恐らく相互干渉を避けるための工夫だったんでしょう。
 出力段は今回8Ω出し一本ですので、XE−20Sをいつもどおり 3.5Kで使っています。  電源部もとくに変わったところはありません。整流管は傍熱型の 83Vを使いました。5AR4なんかもいいですが、 折角初段の球をST管にしたのですから、ここも形にこだわってみました。

測定結果

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

基本性能

出力 3.5W+3.5W 所要入力 1500mV
歪率 1.3%以下(1KHz1W時)
周波数特性 10Hz〜38KHz(−1dB)
ダンピングファクター 2.3
残留ノイズ 1mV以下(補正なし)
消費電力 60W
本体サイズ 380Wx285Dx190H
重さ 14Kg

  入出力特性

出力対歪率特性

周波数特性

ユーザーレポート


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