211シングルステレオアンプ 
トランス結合


 東京足立区のYさんからの依頼です。過去に色々作らせていただいておりますが、 今回は送信管211、OPTやドライバートランスを一回り小さくしてコストを 抑えました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート


Front view 

 いつもご愛用のデザインで、 ウッドケースやサイドウッドは無し、入力系統は前面にまとめてあります。 このクラスですと100mm高のシャーシを普段使いますが、 今回は薄型にということで、一般的な60mmに収めました。



Top view

 シャーシの塗装色、写真では黒く見えますが、 実際にはダークグレーのメタリック仕上げで、タンゴの トランスとうまくマッチしています。  


Rear view

 SP端子や電源インレットも普段ご愛用のものを採用しました。  

  内部拡大写真は こちら

基本回路図


 初段はIpをたっぷり流した6DJ8のSRPPで、 Yさんの望んでおられる重心の低い音を目指しました。 ドライバーは6V6とNC−16の組合せですが、 NC−16は1次シリーズ、2次側はパラで使います。 これで小型のドライバートランスですが、211をしっかり ドライブ出来ています。整流管はダンパー管の中でも 内部抵抗のとくに低い6CG3を採用、ダイオード 整流並みの高圧を確保しました。

基本性能

出力 15W+15W 所要入力1000mV
全高調波歪率 0.3%以下(1KHz 1W時)
再生周波数帯域 10Hz〜31KHz(±1dB)
ダンピングファクター 5.5
残留ノイズ 0.5mV以下(補正なし)
消費電力 220W
本体サイズ 470Wx350Dx250H
重さ 23KG

 

ユーザーレポート


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