R120シングル ステレオアンプ |
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欧州傍熱管のクイーンR120に惚れ込んだ
群馬県前橋市の
Yさんからいただいた依頼は
相応しい出力トランスを捜して欲しいというものでしたが、
LUX往年の名トランスOY−15−3.5Sを
ようやく見つけ出して完成にこぎつけました。
Front view
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Rear view
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Top view
真空管周りに少し余裕を持たせた配置をという要望でしたので、
シャーシサイズは一回り大き目で仕上げてみました。
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inside |
入出力特性
入力550mVで定格の4Wが得られます。
歪率特性
3波ともよく揃っており、歪の上昇も出力に比例した 穏やかなカーブを描いています。 再生周波数帯域
低域端20Hzあたりに0.5dBほどの僅かな盛り上がりがありますが、
これは過去のR120アンプでも毎回見られますし、
低域時定数など変更してみても変化がありませんので
この球特有のものかも知れません。
それにしても僅か4.5dBのNFBでこの低域の平坦性は
さすがLUXトランスの面目躍如といったところです。
ダンピングファクターは約4.8と程よい値です。