PX4チョーク結合シングルアンプ
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森川氏のオーディオ専科で販売しているグリッドチョークの 手持ちがあるので
PX4のアンプに使ってみてほしいという 依頼者の要望でした。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view


Rear view


Top view


inside

基本回路図


初段はこれもぜひ使ってほしいといって持ってこられたEF37Aです。
低雑音高増幅率のペントードで6SJ7などと良く似た 性格の球ですが、
そのままでは内部抵抗が高すぎて グリッドチョークとミスマッチが起きます。
増幅率は下がりますが三結にして実質10KΩ程度の 内部抵抗としてマッチングをとりました。
PX4はプレート電圧277V、プレート電流51mAの 動作でプレート入力は14Wとなりました。
電源部はこれも持ち込み部品の関係でややオーバースペック気味ですが、
チョークインプット整流としてB電圧を調整、 整流後のリップルがやや多いので2段フィルターにしています。
整流管は5U4GなどでもOKですが、他の球とのバランスを考えて 同じ欧州管のCV1264を使用しました。
PX4はDC点火で残留ノイズは左右とも0.5mVです。

測定データ

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

入出力特性

全高調波歪率

再生周波数帯域

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