811A ダイナミックカップルド アンプ
シングル ステレオ

青森県むつ市のUさんからの依頼で、入力4系統
(うち一つはマッチングトランス 内蔵)ラインアウト2系統など
他の機器への中枢的な機能も持たせたアンプです。
マッチングトランスについては当初外付けをお奨めしたのですが、
他のアンプでの効果なども聴いてみたいということで、切替も含めて内蔵としました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view

入力切替、VUメーター、ヘッドフォン端子など装備

Top view

出力トランスにはPMF−300BSを採用、U−808などよりは 背が高いのでバランスはよくなりました。

Rear view

入力4系統とそれらをセレクト後に並列出力するラインアウトを2系統装備しています。

inside

左下隅のグレーの円筒2個が内蔵したタムラ製マッチングトランスで、 シールドのしっかりしたTPs-3Sを採用しました。

内部拡大写真は こちら

回路図(増幅部は片チャンネル分のみ表示)


基本回路は今までの811Aアンプと同様で、
出力トランスが今回はノグチPMF−300BSに変更、
この回路の前に4系統の入力切替やマッチングトランスなどが追加になります。

測定結果

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

基本性能
(マッチングトランス使用時)
出力 12Wx2 所要入力 900mV
全高調波歪率 0.5%以下(1KHz1W時)
再生周波数帯域 10Hz〜20KHz(−1dB)
残留ノイズ 0.3mV以下
ダンピングファクター 1.8

以上のように過去の作例とほぼ同一の性能を確保しておりますが、
マッチングトランス使用で高域はなだらかに減衰しています。

ユーザーレポート


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