71Aシングルステレオアンプ 
ヘッドフォン端子装備


 前回LUXアンプの改修をお手伝いさせていただいた東京世田谷区の Uさんからの依頼です。当初キット化してご自身で組立の予定でしたが、 結局最後までやらせていただきました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート


Front view 

 基本デザインはNo.077と同一です。


Top view

 SP出力端子は前回8Ωだけでしたが今回は16Ωも装備しています。  


Rear view

 お手持ちのパーツを活用したため整流管はGZ32に、 電源トランスも仕様が若干変わっています。  

  内部拡大写真は こちら

基本回路図


 電源トランスや整流管など一部パーツが変更になっていますが、 基本的には数年前のNo.077と同じです。

基本性能

出力 0.7W+0.7W 所要入力1200mV
全高調波歪率 0.3%以下(1KHz 0.1W時)
再生周波数帯域 18Hz〜35KHz(−1dB)
ダンピングファクター 2.0
残留ノイズ 0.2mV以下(補正なし)
消費電力 35W
本体サイズ 225Wx280Dx165H
重さ 6KG

 

ユーザーレポート

ユーザーからのメールによる評価です。
(ご本人の許可を得て掲載しております)
 71Aアンプはヘッドフォン用を主たる目的としてお願いしたものですが、 灯を入れてまず驚いたのは、フルボリュームでヘッドフォンを耳にしても ハムはおろかバルブノイズさえ全く聞こえない静寂さでした。
 直熱管を使用してこれほどノイズレベルを下げてしまう山中様の技術力に まず脱帽しました。
 音質面も、前回改修していただいたA3550同様に、透明感にあふれ、 そして聴き疲れしない期待通りのもので非常に満足しております。

 試しにスピーカーにつないで音出ししたのが間違いでした。 ヘッドフォンアンプのつもりだったのに、これからはサブアンプとして スピーカーを鳴らし続けそうな気がします。
 ようやく深夜の音出しを家人から咎められずに音楽が聴けるようになったと 喜んだのもつかの間、悩みが逆に増えてしまいました。

以上、Uさんからいただいたレポートでした。
 


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