PX4 トランス結合シングルステレオ
.

クラシック主体の鑑賞目的で大阪・堺市のSさんから
ハーベスHL−5のパートナーとなる アンプをというご要望でしたので、
繊細で優雅なトーンが魅力の欧州直熱三極管PX4を採用してみました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view

今回使ったPX4はMarconi製で大きなニッケルプレートが特徴です。

Top view

アンプの要、出力トランスは橋本のシングル用大型トランスH-30-3.5S、 その他ドライバートランス、電源、チョークも同社で統一しました。

Rear view

いつものように出力トランス後部上面に入出力を配置

inside

トランス結合のため部品点数は少なく、シャーシサイズも大きめ ですのでゆったりした配置です。

内部拡大写真は こちら

回路図(増幅部は片チャンネル分のみ表示)


初段は45や2A3でいつも使っている6SN7パラ接続による 一段増幅で、
ドライバートランスとの相性も良く素直な特性が得られます。
整流管は5U4などと同特性のCV1264、オイルフィルムの
ブロックコンデンサーなど高品位のパーツを多用してシンプルに組上げました。

測定結果

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

基本性能
出力 4Wx2 所要入力 1200mV
全高調波歪率 1%以下(1W時1KHz)
再生周波数帯域 16Hz〜25KHz(−1dB)
残留ノイズ 1.5mV以下
ダンピングファクター 約2.2

入出力特性

歪率特性

再生周波数帯域

ユーザーレポート

ギャラリーへ戻る