PX4 シングル ステレオ |
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オークション出品時の説明文より抜粋 |
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・・・・PX4は2A3とよく比較されますが、2A3に先立つこと4年、
1929年にMOVにより開発された高能率直熱3極管で、 オーディオ専用出力管としてヨーロッパでは古くから 高い評価を得ています。 ただ、この種の球の常として流通量の少なさもあり、入手難と高価なことが欠点です。
今回使用のPX4はOsram社の新型ドームタイプですが、
バルブの大きさは2A3よりふたまわりほど大きく トランス類は出力トランスはタンゴのロングセラーU−808、
電源トランスLUX4A80などです。
シャーシはいつものとおりパネル組み合わせによる手作りで、
主要定格は出力4.5Wx2、入力感度450mV |
Front view
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Top view
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Rear view
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inside |
全高調波歪率
常用出力では1%前後の歪率で、大分部は2次歪みのため
音色を損なうものではなく、かえってPX4特有のハーモニーの
美しさに貢献しているようです。
周波数特性およびダンピングファクター
可聴帯域20Hz〜20KHzは−2dB以内に収まっており、
−3dBの範囲は15Hz〜26KHz(いづれも1W時)で、
無帰還シングルアンプとしては広帯域に仕上がっています。
ダンピングファクターは約1.8でやや低めですが試聴の結果、低域のもたつきなどは
感じられませんでした。