PX25 シングル ステレオ
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オークション出品時の説明文より抜粋
・・・・・欧州の名球PX25シングル・アンプで、今年1年の総仕上げとして手間ひまかけてじっくり組上げました。 使用真空管は前段がローノイズペントードで真っ赤なシールドコーティングが印象的な英MullardのEF37A、 出力管のPX25はGECの新型ドームタイプで、以前信頼できるショップから購入した測定データつき新同品で、 いつかはこの球でアンプをと温存していたものです。 このPX25のソケットには写真でお分かりのように、ベースの部分まですっぽり収まる安定性の良い英国製高級品を使用しました。 整流管は欧州管で統一するため5UGなどと同規格のHaltronU18(CV1264)を採用しました。 トランス類は電源トランスがタムラF3004、チョークコイルはLUX4610(各チャンネルごとに1個づつ使用) そして出力トランスは元LUXの名工の手になる逸品、エナジーFZ30−3です。 このエナジーの出力トランスは現在入手が困難ですが、さる方のご好意で2台分けていただきました。 その他のパーツ類も良質のものを採用、なかでも特筆すべきはカップリングコンデンサーで、 1KV耐圧0.08μFの大型マイカコンデンサーです。これは音質の素晴らしさはもちろん、 信頼性においても超1級品で、長年使ってもリークなどの心配は全くなく、長期にわたって安定した動作をお約束できます。 シャーシはいつものように2mm厚の [ 型アルミパネルの組み合わせによるしっかりした作りで、 サイズは380(W)x310(D)x210(H)、ベージュ色のメタリック塗装、 両サイドには無垢のチーク材を家具用オイルで磨き上げた飾り板が付き、PX25にふさわしい高級感あふれる仕上げとしました。 また、使い勝手を考慮して、入出力端子等はすべてシャーシ後部上面に配しましたのでラックなどの奥行を有効に使えます。

主要定格
出力6Wx2、入力感度300mV
全高調波歪率0.3%以下(1KHz1W時)
残留ノイズ0.5mV以下、
再生周波数帯域10Hz〜20KHz(-3dB)
ダンピングファクター1.7
以上、無帰還でのデータですが、使用されるスピーカーシステムとのマッチングも考慮して、
約6dBのNFBをかけられるようスイッチを設けてあります。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view

Top view

Rear view

inside

回路図(増幅部は片チャンネル分のみ表示)と回路説明


回路は8作目のWE91Bタイプとほぼ同一で、前段の球には310Aの 欧州版ともいえるローノイズペントードEF37Aを起用、この段のゲインは38dB (約80倍)でPX25の所要入力電圧23Vrmsを無理なく稼ぎ出し、 カップリングコンデンサーとしては音質・信頼性ともに評価の高い1KV 耐圧の大型マイカコンデンサーを経て出力段に供給しています。 なお、PX25のグリッドには真空管メーカー指定どおりの発振防止用抵抗を 挿入してあります。出力管PX25はトラブルの原因となる固定バイアスを避け、 セルフバイアスを採用、長期安定動作を目指していますが、ここで問題となる バイパスコンデンサーにはケミコンを使わずMIL規格のタンタルコンデンサーを使用、 音質劣化を防止しています。出力トランスはエナジーFZ30-3で元LUXの名工の手になる逸品です。 電源部は整流管に5U4の欧州型同等管U18(CVナンバー1264)を採用、 欧州管での統一を図りました。そのあとオイルコン・左右チャンネル独立の チョークコイル・フィルムコンを多用した平滑回路を経て各段に供給されますので、 ステレオ構成ながらモノアンプ並みのチャンネルセパレーションを確保しています。 PX25はDC点火で、5Vをブリッジで整流後、10000μF−0.2Ω −15000μFの パイ型フィルターでリップルを除去、クリーンな電圧を供給していますので残留ノイズは 0.5mV以下に収まっています。

測定データ

入出力特性

無帰還3極管アンプのため波形のクリップは定かには現れませんが入力300mVで 規定の出力6Wに達します。(無帰還時)

全高調波歪率

無帰還時の常用出力1W以下では1%を下回る低歪率で、 ヨーロッパで絶賛されたオーディオ専用三極管PX25の優秀さがいかんなく発揮されています。

周波数特性およびダンピングファクター
10Hz〜20KHz −3dB以内(1W時) 現代の高帰還アンプのようにフラットな特性ではなく、 いわゆるカマボコ型の周波数特性ですが、実際に聴いてみると 高低域の不足は感じられませんし、かえって中低域の充実感を体験できます。 ダンピングファクターは 1.7で無帰還3極管アンプの標準的な値ですが、 使用スピーカーとの相性を考え6dBのNFBをかけられるようスイッチを設けてあり、 この場合ダンピングファクターは3.3となります。

ユーザーレポート

ユーザーからのメールによる評価です。
(ご本人の許可を得て掲載しております)
今試聴しながらメールを書いております。 いやはやこのアンプの音色にはまいりました、ええ音してます!! 普段は、カウンターポイントのハイブリッドアンプをメインに使ってますが、サブに まわり そうです(笑) JBLの鳴りっぷりが今までとえらく違い、実にしっとりとした音で、 これがオーディオだ!!と言う感じです。 耳あたりがよく音量を上げても全然うるさくないですし、300Bよりいいんじゃないで しょうか? そんな感じがします。 スペアの球を今から確保しとかないと・・・・ 一応特性を測りましたが、発表されている特性はクリアーしていました。

現用のシステムは
DENON DP6000、DA305、DL103のアナログプレーヤー
CDがSONY CDP555ESA
FMチューナー TORIO KT8300
プリアンプ マランツMODEL7K
スピーカー JBL D130、LE85、2345、N1200、4530BOX

サブとしてカウンターポイントのプリとパワー、2A3PPとかです。 SPの能率が良いのと、家庭で聞く限りはPX25の出力でも充分で、 音色ともにPX25アンプは一級品のパワーアンプだと思います。 トランス(エナジー)と球の相性が特に良いと感じました、ラックス、タンゴでは この音は出ないと思っております。 これからも素晴らしいアンプを作り続けてください。

以上、兵庫県神戸市の橋本様からのレポートです


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