6BQ5ppステレオアンプ
三極管接続


札幌のOさんからの依頼で、当初は6BQ5を使ったシングルアンプの ご提案でしたが、
より充実した低域再生と音楽性を求めて三結PPとなりました。
真空管はすべてご用意いただきましたが、出力トランスは 折角ですから
当方手持ちのサンスイ名トランスW−15−10を 採用してみました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view

No.81のデザインと色ということでそれに沿って仕上げています。 ご要望で追加した前面左端のフォーンジャックはお手持ちのヘッドフォーンに 合わせてインピーダンスの高低切替SWも設けてあります。

Top view
トランス類は出力が前出のW-15-10、電源はLUX4A32、チョークはノグチです。 出力トランスの間に見えるSWはSPとフォーンの切替用です。

Rear view

スピーカー端子はご要望により4Ωと8Ωに対応

inside

内部拡大写真は こちら

基本回路図


回路は管球メーカー推奨の基本的なものでとくに変わったところはありませんし、 動作も使用例に則ったもので、測定結果もそのとおりのものが出てきています。 SPにバックロードホーンをお使いということで、NFBは12dBとしてしっかりした 低域を目指しました。高域補正はより安定性の高い積分回路を採用、 幾分高域の歪率悪化は免れませんが、安全策をとっています。

測定結果

基本性能
出力 5W+5W 所要入力650mV
全高調波歪率  0.1%以下(1KHz1W時)
再生周波数帯域 10Hz〜47KHz(−1dB)
ダンピングファクター 8.3 
残留ノイズ 0.2mV以下
本体サイズ 345Wx220Dx180H
消費電力 70W

  入出力特性

歪率特性

再生周波数帯域

ユーザーレポート


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