R120シングル トランス結合アンプ
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昨年PX4シングルをご注文いただいた東京・江東区のOさんから 2台目の依頼でした。
今回は同じ欧州三極管の中でも 傍熱管の名球R120をトランス結合で動作させてみました。
清楚な歌声が魅力のR120ですが艶ものってさらに熟成された感じです。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view

R120にあわせて初段管ECC32、整流管AZ50と 球のスタイルを統一してみました。

Rear view

いつものように入出力端子はトランス後方の上面に配置

Top view

使用トランスはタムラで統一、前作PX4とおなじカラーリングで 仕上ました。

inside

トランス結合のため部品点数は少なくスペースにも余裕があります。
内部拡大写真

基本回路図(増幅部は片チャンネル分のみ表示)




初段ECC32はパラ接続で内部抵抗7KΩ前後を確保、 ドライバートランスとのマッチングを図っています。
2次側シャント抵抗Rsの値で帯域、歪率ともに 大きく変化しますが
それぞれあまり欲張らず音質重視で 試聴の結果20KΩに落ち着いています。

測定データ

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

入出力特性

歪率特性

再生周波数帯域

ユーザーレポート


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