300Bトランス結合シングル
MQ社 FS−030使用

愛知県東海市のMさんからの依頼です。
お手持ちのWE300Bから 最大限魅力を引き出すということで、
出力トランスはMagnequest、 初段310Aに311Bのトランスドライブで決定しました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view

前面は当初アルミシャーシのままの予定でしたが、 カリン材の木目が気に入られたようで急遽飾りパネルを作成しました。 2個のメーターは出力監視と出力管のバイアスチェックを兼用、 足元はMさんから支給されたTAOC製重量級インシュレーターでかためています。

Top view

310Aと311Bのシールドケースもご要望でしたが、 外来ノイズに対してかなりの効果はあります。 トランスやオイルコンを塗装して統一という案もありましたが、 いろいろ検討の結果すべてオリジナルのままということに落ち着きました。 本体サイズは400Wx300Dx210H、重さはFS−030の 11ポンドx2が効いてかなりのものになりました。

Rear view

入力端子は2系統設けてありますが、ひとつはダイレクト、 もう一方はボリューム経由となっており、間にあるスイッチで選択できます。 本作からPSE法対応になり、規定のシールを貼付していますが、 貼り付けスペースを考えていなかったので真ん中になってしまいました。 左にあるハムバランサーをもう少し寄せればよかったと反省しています。

inside

内部拡大写真は こちら

基本回路図


基本的にはNo.100の初段を310Aに変更したものですが、
お手持ちのWE300Bがオールド、整流管も刻印の274Aということで
出力を欲張らず、大事に使えるよう電圧・電流とも控え目に設計しました。

測定結果

基本性能
出力 7W+7W 所要入力1000mV
全高調波歪率  0.5%以下(1KHz1W時)
再生周波数帯域 15Hz〜20KHz(−1dB)
ダンピングファクター 3.5 
残留ノイズ 0.7mV以下

  入出力特性

歪率特性

再生周波数帯域

ユーザーレポート


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