LS7 トランスドライブ シングルアンプ
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兵庫県西宮市のHさんから、出力は小さくても良いから
欧州三極管の音をぜひ聴いてみたいという要望でした。
出力管に採用したLS7はWEの101シリーズと 同様の
電話中継アンプなどに使われた低μ万能管で、
いかにも良い音のしそうなニッケルプレートの直熱管です。

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Top view

出力管LS7と整流管U10はGEC、前段EF37Aは Mullardとすべて英国球でまとめてみました。

Rear view

出力トランスM−757、ドライバートランスNC−15、電源トランス すべて黒で統一

inside

小規模のアンプですがDC点火採用のため内部は かなり混みあっています。

基本回路図(増幅部は片チャンネル分のみ表示)




小出力ですが本格的なドライブ回路を採用、 このまま電源部だけ強化すれば
PX4などを 十分ドライブできる能力を持っています。
高能率の大型SPシステム向きですが、 NFBのon/offスイッチを設けていますので、
小音量でしたら小型SPでも楽しんでいただけます。

トランスドライブではNFBを使用しないのが セオリーのように言われていますが、
数dBまでの軽度のフィードバックでしたら問題なく かけられますし、
音の表情はガラっと変わりますので ぜひお試しください。

測定データ

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

入出力特性

歪率特性

再生周波数帯域

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