300B/PX25コンパチシングルトランス結合アンプ 
モノラルx2


 過去にも多くのアンプを作らせていただいている神奈川・平塚市のKさんからの 今度の依頼はタムラ アモルファスOPTを使った300Bシングルでした。 途中から折角のトランスですからPX25も使えるようにということで、 お馴染みコンパチアンプとなりました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート



Front view 

 当工房定番のオーソドックスなスタイルですが、 タンゴの入力トランスNN−600と段間トランスNC−20F、 それに東一オイルコンは アモルファスシリーズと同じ色に再塗装しました。
上が300B、下がPX25装着時の写真です。


Front view 

 トランス類は前記のタムラF5002、PC6003,A4006x2、 それにタンゴNC−20F、NN−600−600です。 300B/PX25のソケットにはいつもの山本音響製コンパチテフロンソケットを採用、 出力管プレート電流(300B 70mA、PX25 60mA)は直読出来るようにしています。 NC−20の前のスイッチが出力管切替用、その横はNFBのon/offです。


Top view

 入力はNN−600で受けるバランスとRCAアンバランスの両方を装備、 入力トランスの前にあるスイッチで切替えます。  


Rear view

 SP出力は4−8−16Ω対応、いつもの左右対称配置です。

  内部拡大写真は こちら

基本回路図

(図中の各定数等は改良のため予告なく変更されることがあります)


 基本回路はNo.149などと同じ、初段とドライバーはNo.182で使った L63−VT23のラインナップですが、300B/PX25を単に差替え だけでなく、図では省略されていますが切替スイッチ操作を併用して帰還抵抗などがそれぞれ 最適値になるようにしています。NFB量は300Bで3.5dB、PX25は4.2dBです。  

測定結果

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

基本性能

出力
 8W 所要入力1200mV(300B)
 6W 所要入力900mV(PX25)
    全高調波歪率 0.5%以下(1KHz 1W出力時 NFBなし)
再生周波数帯域 12Hz〜45KHz(−1dB 1W出力時 NFBなし)
ダンピングファクター 2.6(4.0)300B 2.0(3.3)PX25 (カッコ内はNFB on)
残留ノイズ 1mV以下(補正なし)

1台あたり
消費電力 63W
本体サイズ 445Wx330Dx230H
重さ 19Kg

 

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