PX25シングル トランス結合アンプ
モノラルx2


 兵庫県尼崎市のFさんからの依頼です。過去にKT88、VT52、PT15など 多くのアンプを作らせていただきましたが、今回は出力管PX25はじめ 初段からドライバーまで苦労の末に入手されて持ち込まれました。 古典球の良さを引き出すため回路はオーソドックスにトランス結合を採用、 前段も過去に何度か作例があるように直熱管ドライブとしました。

回路図

測定結果

ユーザーレポート


Front view 

 トランス類は全てタムラから選定、とくに出力トランスは今回 パーマロイコアのF7002を採用しましたが、あいにく在庫切れで、 ようやく届いたのは暮も押し詰まった30日。その前から休暇に入ったFさんの 折角のお正月休みには間に合いませんでしたが、その間工房在庫の F2007を仮組で載せてとりあえず聴いていただき、 休暇最後の今日再び持ち込んでいただいてトランスを換装、完成させました。 図らずも2種のトランスを聴き比べるチャンスが出来た次第ですが、 そのあたりの感想も後日伺ってみたいと思っております。
 使用真空管は左から初段6J5つづいてドライバーVT23、これは あなり見慣れない球でしょうが、過去に直熱管ドライバーとして 使用したLS7やDET9などと同類の小出力直熱3極管です。 段間トランスB5007を挟んでPX25、そして右端が 整流管IW3で、これもちょっと珍しい古典傍熱整流管ですが、 いずれもFさんが苦労して集められた逸品ばかりです。
 仕上はいつものようにカリン材ウッドケース、ロゴマーク埋め込みの パイロットランプも定番ですが、今回は左右対称でなく 同一スタイル2台となりました。


Top view

 上記のようにトランスは全てタムラ製、電源部チョークは2段構成です。 中央後のオイルコンも同色で仕上ました。


Rear view

 


  内部拡大写真は こちら

基本回路図


 

測定結果

当工房のアンプはすべて詳細な測定を実施しております。
データで音がわかるわけでもありませんし、物理特性を 追求するアンプでもありませんが
お渡しするアンプの 健康状態だけは把握しておきたいと思っています。

基本性能

出力 6W 所要入力 540mV 
歪率  0.5%以下(1KHz1W時)
残留ノイズ 0.6mV以下 
周波数特性 22Hz〜26KHz(−3dB)
  ダンピングファクター 1.8

消費電力 65W
本体サイズ 375Wx265Dx210H
重さ 16Kg

  入出力特性

出力対歪率特性

周波数特性

ユーザーレポート


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