手作り真空管アンプ工房

オークション出品作品の詳細

ただいま出品中の英国MAZDA PEN45 コンパクトアンプの回路図と 測定結果のグラフです
このページでは納得して入札していただくためこのアンプのすべてを公開していますが
さらにご質問などありましたらオークションページのQ&Aページからお願いします
なお、回答が間に合わなくてご迷惑おかけすることもありますので 少なくとも終了2時間前までにお願いします
また、質問内容が長文でQ&Aでは書ききれない場合は 直接メールを送っていただいても結構です
過去に出品した作品の詳細などは 手作り真空管アンプ工房 Valves' World のホームページ に
公開しておりますので参考にされたい方、 興味のおありの方は こちらからどうぞ


落札御礼

おかげさまをもちましてこのオークションは盛況のうちに終了しました。
ご参加の皆様には厚く御礼申し上げますとともに次回出品作品もよろしくお願いします。


PEN45の腰から下、白袴のようなシールドコーティングが 特徴的です。


シャーシ平面サイズは230x160mmとこの手のアンプとしては ほぼ限界の大きさです。


コンパクトサイズですが各コネクター類には本格的なものを採用、
出力端子は現在8Ωに対応、内部での結線替えで4Ω、16Ωにも対応できます。


シャーシの深さが30mmしかありませんのでかなり混み合っています。
底板は前作でも採用の透明アクリル板、普段あまり目にすることのないところ ですがこの機会にじっくりどうぞ。


お付けする真空管、PEN45の元箱です。当時の値段16ポンドと記載されており、 アンティークな雰囲気が漂っています。

回路図と回路説明


PEN45の入力感度が高いため5755一段だけの電圧増幅ですが、 16dBのNFBをかけても十分な余裕があります。 電源トランスのヒーター回路の接続が変則的ですが、欧州系4V管には いつも苦労させられます。

測定データ

入出力特性

波形は約4.5Wで上下の頭がつぶれ始めます。 ほぼ規格どおりの動作です。

全高調波歪率

NFBのおかげで2W程度まで1%以下の歪率を保っています。


周波数特性およびダンピングファクター
こちらもNFBのご利益で19Hz〜90KHz間−1dB以内と 広帯域です。高域はNFB抵抗に390pFの補正だけでスムースに 減衰、ピークは見当たりません。
ダンピングファクターは全帯域にわたって約5.0で、 ビーム管特有の歯切れの良い躍動感のある音色です。



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