シャーシ平面サイズは230x160mmとこの手のアンプとしては
ほぼ限界の大きさです。
コンパクトサイズですが各コネクター類には本格的なものを採用、
出力端子は現在8Ωに対応、内部での結線替えで4Ω、16Ωにも対応できます。
シャーシの深さが30mmしかありませんのでかなり混み合っています。
底板は前作でも採用の透明アクリル板、普段あまり目にすることのないところ
ですがこの機会にじっくりどうぞ。
お付けする真空管、PEN45の元箱です。当時の値段16ポンドと記載されており、
アンティークな雰囲気が漂っています。
全高調波歪率
NFBのおかげで2W程度まで1%以下の歪率を保っています。
周波数特性およびダンピングファクター
こちらもNFBのご利益で19Hz〜90KHz間−1dB以内と
広帯域です。高域はNFB抵抗に390pFの補正だけでスムースに
減衰、ピークは見当たりません。
ダンピングファクターは全帯域にわたって約5.0で、
ビーム管特有の歯切れの良い躍動感のある音色です。