SP端子は最近太いコードが接続できるようにとの要望が多いので
6mm径まで対応できる金メッキターミナルを採用しました。
出力管E406Nはプレート損失12Wと発熱量は多くありませんが、
かなり背の高い球ですので全体のバランスから落とし込みにしてあります。
画像のように管壁のゲッターにややムラがあり、白っぽく見えるところがありますが
性能には支障ありません。
左側の黒い塊が22μF630Vのフィルムコンデンサーで、
その他いつもどおり前段のデカップリング回路なども左右共通とせず
各チャンネルごとに独立させていますの少々混み合っています。
全高調波歪率
常用出力では1%以下の歪率で、出力の増大にともなう
急激な増加もありません。
周波数特性およびダンピングファクター
可聴帯域20Hz〜20KHzは−3dB以内に収まっており、
上下ともなだらかに減衰しています。
ダンピングファクターは約3.5で無帰還3極管アンプの標準的な値です。