6L6GC プッシュプル ステレオ
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オークション出品時の説明文より抜粋
・・・・・手軽なプッシュプルアンプとして人気のある6L6GCです。 6L6は現在入手も容易で価格もリーズナブルなものから多数出揃っているので 長期にわたって安定してご使用いただけるアンプです。 使用真空管は上記出力管のほかに、前段6C5,位相反転管6N7、 (いずれもRCAメタル管)と整流管5AR4(中国製)です。 出力トランスはラックスの名品OCH35−8、電源トランスはコスト削減のため 松下6CA7PPアンプからの外し品で再塗装ずみを利用、 チョークはタンゴEC4−280などです。 本体サイズは27(w)x34(d)x17(h)で、 ハンマートーン塗装のシャーシにサイドウッド付でいつもどおり丁寧に仕上げました。

主要定格
出力15Wx2、
歪率0.1%以下(1W時)
周波数特性10〜30KHz、
ダンピングファクター5.7

回路図

測定結果

ユーザーレポート

Front view

Rear view

inside

回路図(増幅部は片チャンネル分のみ表示)と回路説明


電圧増幅部と位相反転にはノイズに強いメタル管を使用、 回路は直結型のいわゆるムラード型です。ACバランスは6N7の プレート抵抗30KΩに330KΩを付加して調整してあります。 出力段の動作は軽いAB級で通常の聴取レベルではほとんどA級動作の範囲内です。 DCバランスはペアチューブのためとくにとっていませんがアンバラ 電流2.5mA以内に収まっています。OPT COH35の許容値は16mAですので 問題ありません。電源トランスがやや非力なためノンクリップ15Wでとどまっていますが コストとの兼ね合いで妥協しました。なお、私の作るアンプとしては高NFB(20dB) ですので、安全のため方形波測定も実施して、出力端子開放および容量負荷でも 異常発振等の恐れのないことを確認してあります。

測定データ

入出力特性

波形がクリップしはじめる出力15Wは約700mVの入力で得られ、この時点での歪率が約5%です。

全高調波歪率


ユーザーレポート


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